舞台

市川染五郎が、善悪男女・十役で四十回以上の早替りを魅せる博多座二月花形歌舞伎『伊達の十役』

※このイベントは2015年2月26日(木)をもって終了しました。

2014年12月17日 21:00 by 筒井あや

2015年2月の博多座二月花形歌舞伎で、市川染五郎が一人十役、四十回以上の早替りに挑む『伊達の十役』。これは、三代目市川猿之助(現・猿翁)さんが、164年間上演が途絶えていた幻の演目を、わずかな資料をもとに1979年、復活上演した名作。
御家横領を企む仁木弾正(にっきだんじょう)の物語を中心に、横軸では与右衛門(よえもん)と累(かさね)の物語も絡み、善人と悪人、男女の十役を四十数回の早替りと宙乗りなどの仕掛けで見せるスペクタクルな趣向で大好評を博しました。市川染五郎は、この作品に今年5月・東京・明治座で初めて挑戦。絶賛された本作、博多座では初めての上演となる。

「この『伊達の十役』は、ずっと憧れていた作品です。やってみないかと猿翁のおじさまに言っていただけた時は、とてもうれしかったですね。うちはあまり女方をやらない家系なのですが、この作品をやりたくてこれまでも女方をやらせていただいてきました。東京の明治座で初めてこの作品を上演させていただき、改めて感じたのは、やっぱり僕は歌舞伎が大好きなんだ、ということでした。千穐楽を迎えても“もっとこの役をやっていたい”と初めて思えた作品でした。
明治座での公演の際に、舞台を観ていただいた猿翁のおじさまからお手紙をいただきました。そこには「感泣」という言葉が書かれていました。あまりにもうれしくて公演中は、このお手紙を額に入れて楽屋に飾らさせていただいていました。これは博多座での公演の際にも持って来ようと思っています。
この作品は、どこの劇場でもできるというものではありませんが、博多座は『伊達の十役』を上演するのに、これほど適した劇場はないと思えるほどの劇場です。母の生まれ故郷である博多で、この作品を上演させていただけることは本当にうれしく思っています」(市川染五郎)

市川染五郎さんの本作にかけた意気込みが伝わってくる素敵な取材会でした。
これは絶対見逃せない!!

公演は2015年02月04日(水)〜2015年02月26日(木)博多座にて。
チケットは好評発売中!

取材・文:筒井あや
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二月花形歌舞伎 伊達の十役EVENT

期間 2015年2月4日(水)~2015年2月26日(木)
料金 A席-14,500円、特B席-11,000円、B席-8,000円、C席 5,000円
●会場:博多座

お問い合わせ 博多座(TEL:092-263-5555)
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