西鉄太宰府駅から太宰府天満宮境内入口まで続く約400mの参道の両側には、たくさんの店が軒をつらねます。土産屋、食事処、カフェ…。参詣とあわせて、食べ歩きやショッピングも楽しんでみましょう。

■やす武

↑「天ざるそば（冷）」（1,700円）

↑外国の方に人気の「天ぷらそば（温）」（1,500円）

↑梅ヶ枝餅1個、宇治抹茶トルテ、濃厚抹茶のテリーヌ、自家製アイスクリームがつく「やす武甘味の吹き寄せ」（1,000円）

参道沿いにあり半世紀の歴史を持つ『やす武』では、そば通もうなる本格手打ち蕎麦（そば）〜鹿児島県有明町で収穫される蕎麦の実のみを使用します。石臼で挽いて粉にし、手ごねし、延ばして切った蕎麦を食べられます。打ち立て、茹でたての蕎麦はふくよかな味と香りが抜群!!　また、小豆や砂糖だけではなく塩や水にもこだわったあんがたっぷりの梅ヶ枝餅も人気。このあんを使った和スウィーツメニューも充実しているので、食事だけでなく“和風カフェ”としての利用も楽しめます。
●住所：福岡県太宰府市宰府2丁目7-16
●TEL：092-922-5079
●営業：10：00〜OS16：45
●定休：不定
●URL：http://www.umegaemochi.com/
※多言語対応　英語メニューあり


■さいふうどん木村製麺所

↑1番人気は、「さいふうどん」（500円）に肉（250円）とごぼう天（180円）をトッピングしたもの

↑おみやげには「うどん乾麺」（850円）を。紅白のおめでたい乾麺が3食入り

参道からちょっぴり入った場所にある『さいふうどん』は、昭和23年（1948年）に創業した木村製麺所の直営店。明治期に参道で愛されていた味を再現したうどんを提供しています。小麦の殻ごと挽いた粉でつくるので、麺の中に黒っぽい粉が残っているのが特徴。小麦の風味が豊かで、ミネラルや食物繊維たっぷりのヘルシーな麺です。昆布、カツオ、焼あご（トビウオを焼いたもの）からとる出汁を使ったつゆはまろやか&すっきりで、麺との相性もばっちりです。薬味に添えられる甘味もある特製ゆずこしょうと一緒に。
●住所：福岡県太宰府市宰府3丁目4-31
●TEL：092-922-0573
●営業：11：00～16：00（つゆがなくなるまで）
●定休：火曜
●URL：http://kimura-saifuudon.wixsite.com/saifuudon


■太宰府参道　天山（てんざん）

↑「鬼瓦最中」白あんと粒あん（各220円）。その他、八女茶あん（230円）と「合格最中」（260円）もあります

↑「あまおういちご大福最中」（500円〜。※いちごの相場で価格が変動）

『太宰府参道　天山』では、“大宰府政庁跡（だざいふせいちょうあと）”より出土した“鬼瓦（おにがわら）”を模した「鬼瓦最中」を販売。厳選したもち米だけを使って焼上げた“ガワ”はいかつい鬼の顔ですが、中はほどよい甘さの手作りあん。黒あん、白あん、八女茶あん、粘りを発揮できるようにとあんと餅が入った「合格最中」の4種類を楽しめます。11月〜5月は福岡県産いちご・あまおうの特大サイズが入った「あまおういちご大福最中」が大人気!! その他、「みたらし団子」もテイクアウトできます。
●住所：福岡県太宰府市宰府2丁目7-12
●TEL：092-918-2230
●営業：8：30〜17：30
●定休：不定
●URL：http://www.monaka-de.com/


■スターバックス コーヒー 太宰府天満宮表参道店

↑太宰府近郊エリアの『太宰府天満宮表参道店』、『太宰府向佐野店』、『イオンモール筑紫野店』限定で発売中の「コーヒーアロママグ Tobikanna」（5,184円）。JIMOTO made シリーズとして販売するこの商品は、地域との繋がりをより強く、深いものにするための活動のひとつとして、日本各地、その地元で活躍する伝統工芸やその職人の技術を取り入れた商品を開発し、その土地の限定店舗で展開。コーヒーの香りを存分に楽しめる小石原焼のマグカップ

木組みの中におなじみのグリーンのロゴが!!『スターバックス コーヒー 太宰府天満宮表参道店』は通常のスターバックスとは少し違いをみせるコンセプトストア。全国の中でも限られた特別ストアの１つです。建築家・隈研吾（くまけんご）氏の設計によるテーマは“自然素材による伝統と現代の融合”で、日本の伝統的な木組み構造を使った一際目を引くデザイン。店内の天井と壁も木組構造であたたかな雰囲気です。一番奥にある庭には太宰府天満宮のシンボルでもある梅の木が植えられています。
●住所：福岡県太宰府市宰府3丁目2-43
●TEL：092-919-5690
●営業：8：00〜20：00
●定休：不定休
●URL：http://www.starbucks.co.jp/store/search/detail.php?id=1058&mode=concept


■太宰府天満宮案内所

↑財布やケータイを入れるサブバッグなどとして使うのに便利な「BIWA」（4,104円）

太宰府天満宮の境内入口にある『太宰府天満宮案内所』。境内の地図やパンフレットも置かれていますが、常駐しているスタッフに尋ねれば境内の様々なことを案内してくれます。またここは、観光案内所であると同時に、太宰府限定の土産物を扱っているショップでもあるのです。明るい店内には、梅の花のマークが入った布製のポーチやバッグなど、オシャレでかわいい品が並んでいます。
●住所：福岡県太宰府市宰府4丁目7-1
●営業：8：30〜17：00
●定休：なし
●問合せ：092-922-8225（太宰府天満宮社務所）

幸運を呼ぶかわいい木彫人形「木うそ」

「木うそ」は太宰府に伝わる木彫の伝統民芸品です。“うそ”は幸運を招くと言われる神鳥で、「木うそ」はもともとはお正月に太宰府天満宮で行なわれる“鷽替え神事（うそかえしんじ）”で使われていました。“鷽替え神事”は、夜、木うそを手に境内に集まった人たちが「替えましょ、替えましょ」のかけ声をかけながら、暗闇の中でお互いの「木うそ」の交換を続けるいう神事。これには、これまでについた嘘を天神様の誠心に替えるという意味と、これまでの悪いことを嘘にして今年の吉に替えるという意味があるのです。様々なサイズのものが土産物屋などで販売されており、中には数百円で買えるものもあります。お土産にすればユニークでキュート！置物にすれば幸運が訪れるかもしれませんね。


ライター：山本美智子