観光 - 太宰府に行く

太宰府に行くなら早くて便利な西鉄電車。太宰府観光列車《旅人》でさらに楽しく!! 運気もUP!!

2017年12月14日 10:00

【『旅人』とは…】


2014年に登場した太宰府観光列車『旅人(たびと)』が、平成29年(2017年)9月に、3000形車両を使った5両編成の列車へとリニューアルしました。通常の3000形はステンレス地にブルー・イエロー・レッドの3色のラインが入ったスタイリッシュな外装ですが、『旅人』は淡いピンク色をベースに太宰府の名所・四季を絵巻物風にあしらったキュートなデザイン。内装も車両ごとに5つの“開運文様”をしつらえた、“目的地までの移動時間も楽しめる”列車です。


↑車内には太宰府の観光名所を日本語、英語、韓国語、中国語(中文簡体字、中文繁体字)で説明しています。

『旅人』という名前は、現存する日本最古の和歌集・万葉集(まんようしゅう)の中にも歌が残る大伴旅人(おおとものたびと)に由来します。大伴旅人は飛鳥時代から奈良時代にかけての貴族・歌人で、大宰府へ赴任し、この地でも多くの歌を詠んでいます。また、『旅人』は“たびびと”とも読めるので、太宰府を旅する列車という意味も込められているんですよ。


個性的で楽しい外装と内装



1号車の外装は縁結びの神様として親しまれる『竈門神社(竈神社)』と太宰府の秋を彩る紅葉があしらわれています。内装は、健康長寿にご利益がある“紗綾形文様(さやがたもんよう)”。永遠に続く文様の紗綾形は、繁栄や長寿の意味を持ち、西洋でも幸運の印として知られています。



2号車の外装は菅原道真公(すがわらみちざねこう)の御神霊が神幸される“榎社(えのきしゃ)”と、晩夏の水面を彩る蓮の花の絵柄です。内装は安産にご利益がある“瓢箪文様(ひょうたんもんよう)”。ひょうたんは蔓が伸びて実が鈴なりになることから、子孫繁栄、家運上昇の象徴とされています。



3号車の外装は境内の心字池に架かる“太鼓橋(たいこばし)”と、初夏の花菖蒲です。内装は、厄除けのご利益がある“雷文様(かみなりもんよう)”。左巻きと右巻きが対になって連続する雷文は、陰陽の象徴とされ、魔除けや五穀豊穣の意味があります。



4号車の外装は学問の神様として知られる“菅原道真公”と、春になると境内の菖蒲池に花を咲かせる藤があしらわれています。内装は家内安全にご利益がある“蝶文様(ちょうもんよう)”。蝶はその優雅さから不死不滅の象徴とされており、つがいの蝶は和合の象徴とされています。




5号車の外装は『太宰府天満宮』と早春(冬)に咲く梅の花の絵柄です。内装は学業成就にご利益がある“梅文様(うめもんよう)”。梅は天神様信仰との関わりも深く、学問が栄える時に見事に咲くという言い伝えがあります。



車両ごとに、内装と同じ文様をあしらった開運カードが無料配布されています。叶えたい願いの車両に乗ったら、開運カードをぜひいただきましょう。乗車記念にもなりますよ。

『旅人』の車内で縁結び祈願!もできる



3号車には縁結びの神様として知られる『竈門神社』とコラボレーションしたパワースポット的な一角が!置かれている“願いごとの紙”に願いごとを記入して、それを『竈門神社』に持っていくと、オリジナルの記念品がいただけます。『竈門神社』までは行けないという方も大丈夫。“願いごとの紙”を横に設置されている祈願箱に入れておけば、後日、西鉄電車が代わりに奉納してくれるのです。


3号車には「乗車記念スタンプ」も置かれていますので、こちらも旅の記念に。




【『旅人』の運行案内】
『旅人』に乗車するのに、予約や特別料金は必要ありません。通常の運賃で利用することができます。昼間の時間帯は西鉄二日市駅と太宰府駅の間を往復していますので、乗車できるチャンスは多いですよ。
西鉄福岡(天神)駅から太宰府へは、特急や急行を使って西鉄二日市駅まで行き、乗り換えます。西鉄福岡(天神)駅発で乗り換えをしなくていい、太宰府行きの普通・急行も運行されています。
運行情報に関してはHPをご覧ください。
●URL:http://www.nishitetsu.jp/train/tabito/schedule/index.html
※多言語対応あり。英語、韓国語、中国語(中文簡体字、中文繁体字)
※列車検査日などにより運行しない場合があります。
※事故等により、急遽ダイヤが変更になる場合があります。


■西鉄お客さまセンター■
●電話:0570-00-1010
●営業:6:00〜24:00
●定休:年中無休
●URL:http://www.nishitetsu.jp/train/tabito/(『旅人』)
※多言語対応あり(英語、韓国語、中文簡体、中文繁体)


ライター:山本美智子

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