竈門神社社務所

観光 - 太宰府に行く

太宰府を訪れたなら、ココにも行っとこう!! 悠久の歴史を感じさせてくれる散策のススメ

2017年12月11日 14:00

今の太宰府市には約1300年前に九州全体を治める“大宰府(だざいふ)”という役所が置かれました。それから500年に渡り、“大宰府”は九州の政治の中心地だったのです。『太宰府天満宮』以外にも、『竈門神社(かまどじんじゃ)』、『大宰府政庁跡(だざいふせいちょうあと)』、『観世音寺(かんぜおんじ)』、『戒壇院(かいだんいん)』、『水城跡(みずきあと)』、など、長い歴史を感じさせる名所・旧跡が今も点在しています。また、2005年に開館した『九州国立博物館』、2017年に開園60周年を迎えた『だざいふ遊園地』といった施設も人気を集めています。太宰府を訪れたなら、『太宰府天満宮』だけではなく、ぶらり気ままに訪ねてみてはいかがでしょう?


■九州国立博物館
建物にびっくり、展示に感動『九州国立博物館』



木を多用したあたたかみのある館内。九州の間伐材が使われています


ほぼ毎週、どこかの展示ケースで展示品の入れ替えを行なうことで、常に新鮮な展示に努めているとのことです


天満宮から続く長いエスカレーターとトンネルをくぐると…その大きさ、曲線を描く屋根のフォルム、樹々の緑が映るガラス張りの外壁の美しさにびっくり。中に入れば天井(最高36m)までが吹き抜けで開放感満点!! エントランスにいるだけでもワクワクします。全国で4番目となる国立博物館のコンセプトは“日本文化の形成をアジア史的観点から捉える”。そう聞くと少し難しそうですが、展示品を見れば(触れられるものもあります!!)、そんな心配は無用。“文化交流展示室”では旧石器時代から江戸時代まで、日本がアジアやヨーロッパとどんな出会いとつながりがあったのかが分かります。縄文式土器、遣唐使…教科書で見た物が目の前に現れると感動しますよ!! 案内リーフレット、展示品の解説、音声ガイドは日本語、英語、中国語、韓国語に対応しています。
●住所:福岡県太宰府市石坂4丁目7-2
●TEL:050-5542-8600(NTTハローダイヤル 8:00〜22:00/年中無休)
●開館:日曜、火〜木曜/9:30〜17:00(入館は16:30まで)、金・土曜/9:30〜20:00(入館は19:30まで)
●休館:月曜(月曜が祝日・休日の場合は翌日)、年末
●観覧料:一般430円、大学生130円、高校生以下・18歳未満及び満70歳以上の方は無料(生年月日がわかるものをご提示ください。)
※特別展は別料金となります
●URL:
http://www.kyuhaku.jp/
http://www.kyuhaku.com/(多言語)


■だざいふ遊園地
緑に囲まれたレトロ感あふれる『だざいふ遊園地』




神社(太宰府天満宮)の敷地内にあるという全国でも珍しい『だざいふ遊園地』。2017年に60周年を迎えたという園内は、昭和の雰囲気も漂うほっこり感満載で、小さな子ども連れのファミリーにぴったりの夢の国。ジェットコースター「トレインコースター」や「メリーゴーランド」など、大人も童心に戻れそう。秋になると、園内のお花畑に、とても珍しく美しい渡り蝶・アサギマダラが訪れるのだそうです。
●住所:福岡県太宰府市宰府4丁目7-8
●TEL:092-922-3551
●営業:平日10:30〜16:30、土・日祝日10:00〜17:00
●定休:不定(HP参照)
●入園料:子ども(3歳〜小学生)400円、大人(中学生以上)500円、シニア(65歳以上)400円
※のりもの利用は別途
●URL:
http://www.dazaifuyuuenchi.com/


■竈門神社(かまどじんじゃ)
人生の良縁を祈願して『竈門神社』へ!!




1350年の歴史を持つ『竈門神社』。『大宰府政庁』が置かれた際、鬼門にあたる場所だったことから創建された神社です。古くから、縁結びの神として広く信仰されてきましたが、男女の良縁をはじめ、家族、友人、仕事、自然などとの良いご縁にもご利益があるようです。赤い糸で作られた「恋守り むすびの糸」は、ネックレスやブレスレットにして身につけられるオシャレなお守りです。背後にそびえる『宝満山(ほうまんざん)』登山の入り口としても、桜や紅葉の名所(夜間ライトアップされる日もあります)としてもにぎわっています。
●住所:福岡県太宰府市内山883
●TEL:092-922-4106
●開門:9:00〜17:00
●URL:http://kamadojinja.or.jp/
●アクセス:まほろば号「内山」下車すぐ


■観世音寺(かんぜおんじ)
日本最古の梵鐘(ぼんしょう)で知られる『観世音寺』



奈良時代(天平18年/746年)に完成し、源氏物語にも登場する『観世音寺』。往時は九州の寺院の中心として多くのお堂が立ち並んでいたそうですが、現在は江戸時代初期に再建された講堂と金堂(県指定文化財)が残っています。よく知られているのは境内にある日本最古の梵鐘(国宝)。隣接する『観世音寺宝蔵(ほうぞう)』では、平安時代から鎌倉時代にかけての仏像など仏教美術にふれることができます。
●住所:福岡県太宰府市観世音寺5丁目6-1
●電話:092-922-1811


<観世音寺宝蔵(かんぜおんじほうぞう)>
●開館:9:00〜17:00(入館は16:30まで)
●定休:なし
●拝観料:大人500円、高・大生300円、小・中学生150円
●アクセス:まほろば号「観世音寺」下車すぐ


■大宰府政庁跡(だざいふせいちょうあと)
奈良・平安時代の九州の中心地『大宰府政庁跡(だざいふせいちょうあと)』


奈良・平安時代にかけて九州の政治・経済・外交・軍事を担った『大宰府政庁』は、四王寺山(しおうじやま)を望む場所に置かれていました。その規模は平城京、平安京に次ぐ大きなものであったと言われています。今は子どもたちが遊ぶ姿があったり静かですが、大きな礎石から往時をしのぶことができる、国の特別史跡でもあるのです。春は桜が咲き、地元では『都府楼跡(とふろうあと)』と呼ばれ親しまれています
●住所:福岡県太宰府市観世音寺
●アクセス:まほろば号「大宰府政庁跡」下車すぐ


【各地へのアクセス】
太宰府天満宮からのアクセスは、主な名所・旧跡を循環しているコミュニティバス「まほろば号」が便利です。また、西鉄太宰府駅、西鉄二日市駅からレンタサイクルも利用できます。返却場所は西鉄太宰府駅、西鉄都府楼前駅、西鉄二日市駅と自由なので、旅の計画に合わせて賢く利用したいですね。

■まほろば号
●料金:1回100円均一、1日フリー乗車券300円(施設割引特典付き)
※1月1〜3日は交通渋滞の影響で全便運休
※1〜3月の土・日祝日は交通渋滞の影響で運休する路線もあります(HP参照)
利用案内
http://www.city.dazaifu.lg.jp/admin/kurashi/doro/1/2952.html

■レンタサイクル
●利用時間:9:00〜17:00
●貸出料金:1日500円(電動アシスト付は1日800円)
※年末年始などは貸出しをお休みする場合があります
●問合せ:西鉄二日市駅
●TEL:092-922-2024
利用案内
http://www.nishitetsu.jp/train/sarvice/bicycle.html


【太宰府市の観光案内のお問合せ】
■太宰府観光協会
●住所:福岡県太宰府市宰府3丁目2-3 太宰府館内
●電話:092-925-1899
●営業:9:00~17:30(水曜~17:00)
●URL:http://www.dazaifu.org/

■太宰府観光案内所
●住所:太宰府市宰府2丁目5-1(西鉄太宰府駅構内)
●電話:092-925-1880
●営業:9:00~17:00


ライター:山本美智子

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