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5名の作家が表現する“いきもの”。グループ展「いきものたち」が開催

※この情報は2026年7月14日(火)時点のものです。情報が変更になる場合があります。ご了承ください。

2026年07月14日 11:00 by 深江久美子

いきものの愛らしさ、多様な生命の営みや、その力強さと儚さに目を向ける――。
動植物、菌類、そして空想上の生き物たち。
5名の作家によるグループ展「いきものたち」がYUGEN Gallery FUKUOKAで8月1日(土)〜8月31日(月)にて開催されます。それぞれの素材と手法で“いきもの”を表現するグループ展で、参加する作家は、アド、池上創、金子司、蔵野由紀子、黒田恵枝。


和紙や土、ガラス、衣類と各作家が扱うマテリアル。“いきもの”の姿かたち以上に、それぞれの素材がもつ論理が生命のあり方という主題を身体性をもって伝えます。

アドが描くのは、“いきもの”の奥行き。池上は生命をかたちではなくプロセスそのものと捉え、可視化しています。金子司が示すのは悠久の時間とそこで語られる関係の物語、蔵野は植物を単なる静物ではなく、うねるように生成変化しつづける現象と捉え、黒田は身体性をともなった生命への祈りを実践しています。

動植物、菌類といった多様な存在が複雑に関係しながら世界を形づくっている。人間を中心に世界を眺めるのではなく、いきものとの交感から目には見えない関係性と時間のなかに生命が広がりを感じることができます。
 

ケニアで野生動物の保全活動への参加、そして日本での動物園勤務の経験をもつアドは、生命のありようを描いている画家。画面に立ち上がるのは、生き物たちの気配と生命感です。私たちを見つめているような生き物たちの視線や佇まいは、ある種の緊張感とあたたかさを内包しています。
https://yugen-gallery.com/collections/ado


池上創は、吹きガラス・ホットワークの技法を用いて工芸と現代アートを横断するガラス作品を発表。ガラスは硬く半永久的に存在する素材でありながら、液体のように揺らぎ、瞬時に形を変えていきます。宙空に筆をとるようにして描かれる造形。その制作過程は身体の動きの軌跡であるとして、目には見えない生命エネルギーを表現しています。
https://yugen-gallery.com/collections/so-ikegami
 

金子司は、伝統的な萩焼の技法を用いて「くさびら(菌)」をモチーフとした陶芸作品を制作。くさびらとはきのこを表す古語。菌糸が地中で静かにネットワークを拡張しているさまは生命の循環と変容、歴史文化の継承を想起させるといい、作品を通して自然と人間との関係性について思考を巡らせています。
https://yugen-gallery.com/collections/tsukasa-kaneko


蔵野由紀子は、植物や身体をモチーフにした写実的な画風で知られます。本展では、油絵具を水彩画のように扱う手法によって、刻々と植物が変化していくさまを表現。絵画における花のモチーフは時に死や儚さをも意味しますが、それでもなお憂いなく生を全うする姿に望みを見いだし、その躍動感を動的な筆致で描き出します。
https://yugen-gallery.com/collections/yukiko-kurano


黒田恵枝は廃棄衣類から立体作品「もけもけもの」を制作。「もののけ」と「けもの」から名付けた空想の生き物には、あえて縫い目が残されています。「古来日本では縫い目には呪力が宿ると考えられ、ひと針ひと針を重ねる行為は祈りや儀式に通じる行為」だといい、すべてを手縫いし、新たな生命を立ち上げています。
https://yugen-gallery.com/collections/yoshie-kuroda
 

詳細はギャラリー公式サイトをご覧ください。
https://yugen-gallery.com/blogs/exhibitions/ikimonotachi-fukuoka
 

 

取材・文:深江久美子
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いきものたちEVENT

会場 福岡市中央区大名2-1-4 ステージ1西通り4F「YUGEN Gallery FUKUOKA」
期間 2026年8月1日(土)~2026年8月31日(月)
時間 11:00~19:00(※最終日のみ17:00終了)
料金 無料
イベント公式URL https://yugen-gallery.com/blogs/exhibitions/ikimonotachi-fukuoka
定休日火曜日

プレイス情報PLACE

福岡市中央区大名2-1-4 ステージ1西通り4F

住所 YUGEN Gallery FUKUOKA

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