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知って・味わって・楽しむ「Vegan & Vegetarian Food Fair」の魅力を紹介!

2025年11月04日 11:00 by はたゆう

地球環境への配慮、動物福祉、そして健康志向の高まりなどを背景に、ヴィーガンやベジタリアンというライフスタイルが世界中で注目を集めています。

福岡でも、外国人観光客の増加や国内の関心の高まりを受け、ヴィーガン・ベジタリアン対応の飲食店を求める声が年々増えています。一方で、対応できる店舗やメニューはまだ限られており、その広がりには多くの人々の理解と関心が欠かせません。

そんな中、10月25日(土)にライオン広場で開催された「Vegan & Vegetarian Food Fair」では、“誰もが気軽に取り入れられるやさしい食”をテーマに、多様な食のあり方に触れるきっかけを届けるイベントが開かれました。

2回目となる今回は、SoyStories、Rota Café に加え、.Blue21、BUGORO ALL VEGAN、veganカフェ〜良質計画〜、106 サウスインディアン、マイカイハナマナ ウバティー、べじ縁など、多彩な飲食店が新たに参加。会場には、色とりどりのヴィーガン&ベジタリアン弁当や惣菜、スイーツ、ドリンクが並びました。

唐揚げやハンバーグなど、一見するとお肉と変わらない商品も登場し、「これが植物性?」と驚く声も。どんな食材で作られているのかを知るのも、楽しみのひとつでした。

ミニトークショーは2部構成で開催。第1部では、福岡商工会議所 産業・貿易振興部長の田中大輔さんが登壇しました。食品輸出や飲食店の海外展開など、食産業のグローバル化を支援する立場から、国内外で広がる“食の多様性”について語られました。「ヴィーガンやベジタリアンは、単なる食の選択肢ではなく、生き方そのもの。その背景を理解することが大切です」という言葉に、多くの来場者が深くうなずいていました。

続く第2部では、ブース出店も行っていた SoyStories の代表 小南優作さんが登壇。
飲食店の立場から見たヴィーガン・ベジタリアンについて経営から商品開発の裏側まで語りました。「アレルギーで食べられなかったお菓子を初めて食べられた」と喜ぶお客様の声や、“福岡でもっと気軽にヴィーガンを楽しめるようにしたい”という想いが語られ、温かい拍手が送られました。

イベントの後半にはクイズ大会も実施。やや難問にも関わらず、満点を獲得する参加者が続出!じゃんけんで上位3名を決め、会場で販売されているヴィーガン・ベジタリアンの商品が手渡されました。


ヴィーガン・ベジタリアンと聞くと、まだ少しハードルが高い印象を持つ人も多いかもしれません。ですが、今回のフェアでは「おいしい」「楽しい」から始まる新しい発見がたくさんありました。食を通して“やさしさ”に触れる、そんな時間が広がっています。

取材・文:はたゆう
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