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LOVE FMのDJ Sachが“けんせつ小町”に聞いてみた!(2)

2025年10月17日 11:00

皆さんは「けんせつ小町」をご存知ですか?「けんせつ小町」とは建設業で働くすべての女性の愛称です。
建設現場で働く技術者、技能者、建物の設計者、技術を開発する研究者やプロジェクトを進める営業担当、会社の運営を支える事務職など、活躍の場は多岐にわたります。一般社団法人日本建設業連合会(通称:日建連)九州支部では、九州エリアの「けんせつ小町」の活動を支援したり、建設業にかかる諸制度をはじめ建設産業における内外にわたる基本的な諸課題の解決等にも取り組んでいます。

今回は、けんせつ小町として活躍する鹿島建設株式会社九州支店土木部の西山菜緒さんに、LOVE FM平日お昼の番組「スイッチオン!DAYTIME」のDJ Sachがお話をうかがいました。


――西山さんが建設業界で働こうと思ったきっかけを教えてください。
小さい頃、工事現場の「関係者以外立入禁止」の先がどうなっているか気になり、その中に入っていくことができる“関係者”のことをかっこいいと思ったことが建設業界に興味をもったきっかけです。そして大学の工学部で土木を学ぶことが決まった頃、東日本大震災が起きました。さまざまな状況を目の当たりにして、これからの復旧のために建築や土木は欠かせないものになるだろうと思い、さらに建設業界への想いが強くなったことを覚えています。また、大学生の時に参加した鹿島建設のインターンショップで、職人さんたちがそれぞれの役割を全うしながら一つの柱を立てているのを見て、私もその一員になりたいと思い、鹿島建設を志望しました。

――今はどのようなお仕事に携わられているのでしょうか。
入社して10年間は主に現場で働いていたのですが、今年から九州支店での内勤になり、オフィスワークが中心になりました。土木部工事管理グループに所属し、現場の支援業務に従事しています。最近は現場の作業効率化につながるICTツール導入のための業務が多いです。


――この仕事を選んでよかったと思うのはどんな時ですか。
支店の業務はまだ経験を積んでいる段階ですが、現場で施工管理の業務をしている時は、ちょっとした作業であっても、自分が計画したことがうまく形になっていくのを見た時に達成感がありました。規模の大きな工事が多く、これまで携わった現場もまだ施工継続中のものが多いので、完成が楽しみです。


――職場には西山さんのほかにも女性がいらっしゃいますか。
九州支店には私を含めて3名、管轄現場には2名の土木系の女性社員がいます。まだあまり多くないですが、以前勤務していた東京土木支店や横浜支店にはもっと多くの女性社員がいて、産休や育休を取る時にも相談にのってもらえて心強かったです。

――働くママさんなんですね!産休や育休の際、会社の支援体制はいかがでしたか。
産休と育休を2度経験し、鹿島建設は出産や育児へのサポート体制は手厚いと感じています。会社の制度で一定回数の在宅勤務を行うことができるので、現場勤務の妊娠中、つわりできつかった時期は、上長や職場全体の理解もあって、業務分担を検討してもらったうえで在宅勤務を併用させてもらいました。また、更衣室に横になれる簡易ベッドを用意してもらったりとさまざまな配慮を受け、無理なく働くことができました。

――西山さんの仕事に欠かせないものはありますか。
電気系に強い夫が誕生日にプレゼントしてくれたパソコンのマウスです。機能を設定できるボタンがいくつかあり、所定のフォルダを開く、スクリーンショットを取る、ホーム画面を表示するなどよく使う機能を割り当てられるのが便利で、業務効率化につながっていると思います。


――プライベートのことも聞かせてください。休日はどのように過ごしていますか。
まとまった休みには家族での遠出を楽しんでいます。先日は義理の家族と一緒に大阪・関西万博に行きました。会場の雰囲気だけでも十分ワクワクできて楽しかったですし、国旗が好きな5歳の息子は「エスワティニだ!」など私も知らない国の国旗を見つけてよろこんでいました。鹿島が建設した西ゲートから入退場したり、サステナドームも見ることができてよかったです。

――健康づくりのためにしていることはありますか。
現場に出ていた頃は、業務中におのずと体を動かしていたのですが、支店勤務になってからは運動の必要性を感じています。今働いているフロアは6階なので、移動の時は階段を使うようにして体を動かすように意識しています。


――今後の目標を教えてください。
これからも土木技術者として成長を続けたいと思っています。今の業務もやりがいがあって楽しいですし、やっぱり現場が好きなので、出身地である九州の現場にも携わってみたいですね。そして子どもたちに「ママもこの現場の一員だったんだよ」と自慢するのが目標です。

――最後に、建設業界に関心のある女性にメッセージをお願いします。
土木は社会への貢献度がとても高く、やりがいを感じることができるかっこいい仕事だと自負しています。今所属している支店にも、そして現場にも、志高く働いている人がたくさんいて、私自身も人として日々成長できていると感じています。鹿島建設では学生向けの見学会なども行われているので、興味がある方はぜひ参加して現場を見てください。私たちの生活を支える構造物ができあがる過程は、きっと想像を超えた感動があるはずです。


けんせつ小町の西山菜緒さん、ありがとうございました!

 

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