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天神の地下は奥深い!まちを知るには<てんちか>から!

2022年04月24日 11:00 by 深江久美子

天神の地下を南北に走る天神地下街、愛称「てんちか」。全長590mの地下街には石畳の道やレンガ調の壁・階段はヨーロッパの街並みで、クラシカルな雰囲気を醸し出していています。福岡で生活する人にとっては当たり前だけど、全国的にみても稀にみる地下街なのではないでしょうか?

そんな私たちが誇るべき天神地下街の良さを、春から福岡で新生活を送る人たちにもお伝えしたい!と勝手ながらご紹介したいと思います。


地下街全体が1つのショッピングモールとなっていて、1日の歩行者通行量が約30万人。当時の歩行者数は忘れましたが、小学生の頃に社会の時間で天神地下街について学び、地元の商店街と比較をした記憶が残っています。そのくらい市民にとって身近な存在で、大人になってもしかり。ショッピングをせずとも、雨風雪を凌げる天神地下街はまちを移動するのに最適なのです。余談ですが、とってもトイレがきれいなこともお伝えしておきましょう。
●授乳室
https://tenjinsite.jp/topics/topics/38894
●トイレ
https://tenjinsite.jp/topics/topics/43449
●トイレ
https://tenjinsite.jp/topics/topics/42961

 

地下と地上を繋ぐ階段にはミラノ特注のステンドグラスが飾られ、レトロな時計や電話ボックス、暗めの照明が配置され随所にわたり景観づくりがされています。1~6番街はヨーロッパ中北部、7~12番街は南欧風の街並みをイメージし、ヨーロピアンな統一感が本当にすばらしいのです!そのため、中にはどこを歩いているか分からなくなるという人も。そんな方々に迷わない方法をご紹介。


天神地下街は全体が東西に分かれており、北側から1番街~12番街と区画整理されています(ちゃんとGoogleマップにだって反映されてます!)。チーズタルトの人気店「BAKE」でいえば、東4番街。近くのマップで自分の現在地を見つけると一目瞭然。天井にもエリアを表示した看板があるので、これさえ心得ておけば迷子になることも少なくなるはず。補足ですが、東側は石畳、西側はレンガ調の道になっています。
 

地下街から派生する通路は新旧の商業ビルやオフィスビルに及び、東はアクロス天神、西は岩田屋本店、北はイオンショッパーズ福岡店まで伸びています。ビル同士の連結通路を含めると天神の地下はRPGでいうところのダンジョンさながら。いかに快適に移動できるかが肝で、天神の地下を知るということは“まち”を自在に歩けているといってもいいかもしれません。天神ビッグバンでビルの建替えが進み、味わいのあったダンジョンが整備されていくのは嬉しくもあり、なんだか淋しい気持ちにもなります。


4月29日には天神ビジネスセンターの地下に直結するところに「天神イナチカ」がオープンします。食の名所の誕生はさらに地下が賑わうこと間違いありません。これからも天神の地下に注目していきたいと思います。
 

取材・文:深江久美子
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