グルメ | 新店舗オープン

釣魚、絶品唐揚げ、定食まで!名店「BAR倉吉」が手がけるレトロ酒場がすごい

2018年12月04日 12:00 by 森 絵里花

大名、中洲に店を構える「BAR 倉吉」といえば、福岡におけるオーセンティックバーの代表格。オーナーバーテンダーの倉吉浩二さんは「ホテルニューオータニ博多」で経験を積み、23歳の時に「日本ホテルバーメンズ協会(HBA)」のカクテルコンペで最年少優勝を果たした実力者。現在はHBAの特別顧問も務め、若いバーテンダーの育成にも注力されています。

今回はそんな福岡のバー界を牽引する重鎮の店「倉吉」の姉妹店が、11月1日(木)に開店したという噂を聞きつけて大名へやってきました。

訪れたのは、築50年以上は経つであろうというレトロなアパート「大名マンション」の1階。

入口の雰囲気は完全にアパートで、まるで友人の家にお邪魔しているかのような気分に。“本当に、ココに「倉吉」の姉妹店があるの……?”と半信半疑でしたが、扉に『昭和レトロ酒場 倉吉』の看板を発見。

ドキドキしながら足を踏み入れると、まさに“昭和レトロ”な空間が目に飛び込んできました。さらに驚くことに、にっこりとカウンターに立っているのはオーナーの倉吉さんご本人ではありませんか。

トレードマークである白いダブルジャケットと赤いネクタイをここでは封印し、柔和な笑顔とお人柄が引き立つTシャツ姿で迎えてくださいました。

「BAR倉吉」とは異なるカジュアルな酒場の開業に「なぜ?」と驚きましたが、聞けばこの『昭和レトロ酒場 倉吉』は、井尻商店街で営業をしていた姉妹店「からあげ屋」の移転リニューアルによって生まれた新業態なのだそう。

「からあげ屋」は、自慢の唐揚げをテイクアウトやイートインで楽しめる専門店 兼 定食屋さんでしたが、移転に伴い、晩酌も楽しめるスタイルに進化させたのだとか。

また、大の釣り好きで“釣り名人”としての顔ももつ倉吉さん。ここではなんと、倉吉さん自ら釣り上げた旬の魚を味わうこともできるんです。

朝釣りに出て、釣り上げた魚や買い付けた食材を運び、女将さんと共に仕込み。さらに開店から21時ごろまでは店に立ち、21時以降は「BAR 倉吉」へ向かいカウンターでカクテルを……と、実にハードなスケジュール! そのバイタリティに感服です。

店内には水槽もあり、生かしておいた魚介をその場でさばくことも。こちらは倉吉さんが釣り上げたチヌの塩焼き(写真で大きさが伝わらないのが悔しい…)。倉吉さん自ら鉄串(魚串)を打ち、サラマンダー(グリル調理器具)を駆使しながら焼き上げてあり、塩加減も焼き加減も絶妙です。

こちらも、倉吉さんが釣り上げた「釣アジの南蛮漬」(550円)。小アジかと思いきや、18cmほどはあり食べ応えも満点です。頭から尻尾の先までホロリと柔らかくて、甘酢加減もいい塩梅。これはビールに合いますね〜! 

魚料理は釣りの状況や季節によって内容が変動するので、その日に何が食べられるかは入ってみてからのお楽しみですが、その他にも魅力的なメニューは盛りだくさん。

かけつけ1杯のお供には「なすの揚げびたし」や「ひじきの煮物」(380円〜)といった、しみじみ美味しい女将さんの手作り惣菜を。「ご飯をしっかり食べたい」という方は「からあげ定食」や「ポークステーキ定食」(各790円)といった定食メニューをどうぞ。

「毎日でも通ってもらえるように」との思いで用意する一品は、300円からと実に良心的。倉吉さんの地元・筑後のマルヱ醤油の「しょんしょん味噌」を使った「しょんしょんキュウリ」や「手作りごぼうチップス」「ちくわチーズ磯辺揚げ」といった、あると嬉しい酒場メニューも並んでいます。

もちろん「からあげ屋」秘伝のレシピで作る唐揚げも、忘れてはいけません。「骨なし」「骨つき」「手羽先」はもちろんですが、イチオシはひな鳥の半身を丸ごと揚げる「骨付きジャンボ一本唐揚げ」(1/2羽980円、1/4羽580円)。数量限定なので、見つけたら迷わずに注文を!

こちらも写真では伝わりづらいですが、1/2羽でも十分ビックサイズ。ご覧の通り、ハサミで切り分けていただきます。

用いるのは天然ハーブを加えた純植物性飼料で育てられた健康的なハーブ鶏。秘伝のタレに漬け込み、高級なたね油でカラリと揚げた唐揚げは、皮目がパリッパリ! 身は肉汁が滴るほどふっくらジューシーで、これはヤミツキになります。

魚料理、野菜の一品、絶品の唐揚げをいただき、もう大満足!と言いたいところですが、極め付けは〆の一品。「特製チキンカレー」「かしわ入りにゅうめん」など、どれも目移りしてしまいますが、倉吉さんのオススメは「原田のタマゴを使った“幸せのたまごかけごはん”」(400円)。通常の卵よりひとまわり以上大きい上に、パッカリと殻を割ると……

なんと双子の黄身が現れました!!! これはもう、見た目から幸せすぎます(喜)。

熱々のご飯とタマゴを軽快に混ぜ合わせ、醤油をほんの少し垂らしたら……。

ふわっふわ、とろっとろ!黄身の味わいが濃くまろやかな“幸せのたまごかけごはん”の出来上がりです。「たまごかけご飯は飲み物(笑)!」という倉吉さんの言葉に従いスルスルと流し込んで、お腹の底から幸せになりました♪

気軽なちょい飲みから、晩酌がてらの夕飯、唐揚げのテイクアウトまで、使い方は自由自在。一度訪れるときっと行きつけにしたくなる、そんな昭和レトロ酒場へぜひ足を運んでみてくださいね。

取材・文:森 絵里花
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プレイス情報PLACE

昭和レトロ酒場 倉吉

住所 福岡市中央区大名1丁目15-26 大名マンション102号
TEL 092-726-0080
営業時間 17:30〜23:00(OS22:30)
定休日 日曜、連休の場合は最終日休業
URL http://www.bar-kurayoshi.com/showa/
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