グルメ | 新店舗オープン

「もっと気軽に日本酒を…」と、あの『寅寅寅』が酒バーをオープン

2017年10月12日 12:00 by 木下 貴子

高砂の裏の通りと通りの間、やや入り組んだ場所にぽっと灯りをともす『夜更かしとらさん』の看板。この名前からお察しされる方も多いはず。そう、9月中旬にオープンしたこちらの店は、同じく高砂にある「寅寅寅(とらさん)」の姉妹店なのです。



「寅寅寅」では魚を中心に旬の食材とともに、約20種類もの日本酒が楽しめますが、「九州はまだまだ焼酎文化が根強く、全国各地の日本酒が飲める店もそんなにありません。もっといろいろな日本酒を知っていただきたくて」と大将の藤井剛さん。気軽に日本酒を楽むことができるSAKE BARとして『夜更かしとらさん』をオープンしたと話します。

「こぢんまりした、隠れ家的な店が好きだから」という藤井さん。カウンターが7席とテーブル2卓の小さな店。ですが、天井が高いこともあって、圧迫感はなくゆっくり腰を据えて呑むことができます。


日本酒の銘柄は常時約40種類を誇り、随時入れ替えていきます。複数の酒屋さんから仕入れ、さらには、福岡に流通していない日本酒を全国各地にいる友人から直送してもらったり、馴染みの常連さんに出張先で買って来てもらったりと様々な手段によって、全国津々浦々から日本酒を集めます。


日本酒の品書きは、「数枚の紙に収まりきれないから」と単語帳のような形。一枚一枚に銘柄とその特徴が書かれているので、選びやすいし、楽しくもあります。もちろん、スタッフに好みを伝えて選んでもらってもオッケー。日本酒は一律一杯540円の設定なので、色々なお酒を味わえます。なお、生ビールや焼酎、梅酒など日本酒以外のお酒もあります。



お酒のお供として、「鮭とば」や「えいひれ」の炙り(各540円)や、自家製の「からすみ」(648円)、「とらさんのぽてとさらだ」(432円)といったメニューを用意。その中で、夜も更けて小腹が空いた時、あるいは〆の一品としてオススメしたいのが「博多名物ごまさばのひつまぶし」(972円)です。

『夜更かしとらさん』だけで食べられる、ひつまぶし。まずは丼として味わい、次にお茶漬け、最後に雑炊として、3段階で楽めます。サバはその時期に美味しいものを厳選し、この日は、対馬の伊奈漁港から水揚げされた一本釣りのサバを使用。脂が乗ってサバの甘味がじゅわっと口に広がります。



かつお出汁をかけてお茶漬けをさらさらと味わったら、くつくつと煮つめて雑炊に。火が通った身をほぐして、三度、いただきまーす。



「体制が整ったら、『寅寅寅』からの出前なども考えたいです」と藤井さん。軽く食事を楽しみつつ、日本酒を気軽に満喫できる店の誕生です。ちなみに、人当たりのいい藤井さんとの心地よい会話を楽しみたい方は、深夜12時以降の訪問を。なにしろ藤井さんは「寅寅寅」が終わってからこちらに出勤するものですから。まさに夜更かしな店ですが、安心して夜更かしできる心地よさで迎えてくれます。

取材・文:木下 貴子
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プレイス情報PLACE

SAKE BAR 夜更かしとらさん

住所 福岡市中央区高砂1丁目20-2 松岡ビル1F
TEL 092-577-4253
営業時間 18:00から18:30~翌3:00頃
定休日 不定
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