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9月1日(金)公開『二度目の夏、二度と会えない君』主演・村上虹郎インタビュー

2017年08月30日 18:00 by 筒井あや

デビュー作で小学館ライトノベル大賞優秀賞を受賞した赤城大空の同名小説を原作を、主演に村上虹郎、ヒロインにガールズ・バンド「たんこぶちん」のVo&Gt吉田円佳で実写映画化。

後悔を抱えた主人公・智の身にタイムリープが起こり、再び過去をやり直す姿を描いた青春ラブストーリー。

本作で主演を務めた村上虹郎にインタビュー。

――原作を読まれての感想はありますか?

原作は読んでいないんです。原作がある作品の場合、それを読む時と読まない時があって。今回は混乱するかなと思って読みませんでした。実は恋愛ものの原作を読むのは苦手で(笑)。そういうこともあり、今回は脚本だけを読んで演じようと思いました。

――では脚本を読まれた時の最初の印象は?

この作品は音楽映画なので、音楽を聴かないことにはイメージがわかないなと思いました。もちろん智という役のことは徹底的にやって、自分の中には落とし込む努力はしていましたが、どちらかというと音楽が入ってから動き出した感じはありました。

――智の役作りについて

智になる努力はしました。ただ、僕は今学生ではないし、そもそも少し周りとは違った学生時代を過ごしたので、普通の学生を演じるには、自分の中に染みついているものを削っていく作業をしました。彼がフラットな人間かというと、ちょっと違うと思っていて。どちらかというと、開いていない人。彼には音楽と燐という好きなものがある。人として好きなものがあるだけ幸せ者だなと思いますが、それを一気に失うんです。彼の状況は大切なものを2つ一気に失ったも同然なので、そこには計り知れない悲しみがあったと思います。その部分は気をつけて丁寧に演じたつもりです

――出来上がった作品を観たときにどんな感想でしたか?

全体を通して僕のアップが多いのですが、大丈夫かな?という不安にかられました(笑)。智って映画の中でいつも苦しんでいるし、悩んでいる。この物語は不条理劇だと思うんです。その不条理を体験する智は切ないなと思って観ていました。でもそういうこと全部を「たんこぶちん」の音楽が浄化してくれている。
それと、この映画には少年漫画感と少女漫画感のどちらも存在していると思うんです。少年漫画感というのは、バンドメンバーが加入していくという、ONE PIECE感(笑)。どう口説いて加入させるかという部分など、少年漫画っぽいなと。そういう部分も気にしながら観ていただけると、男性も女性も楽しんでもらえると思います。

――今回、ギターを弾く役ですけど、役としてギターを演奏する時など、気をつけていたことはありますか?

智のギターってバンドマンとして成立するぐらいの実力でも、めちゃウマでもどちらでも良かったと思うんです。そのどちらにも対応できるくらいのレベルには達していないといけないなと思って練習しました。もともとギターは弾いていたのですが、エレキギターは初めてだったんです。5曲もあるし、曲を覚えるのが大変で最初は混乱していました(笑)。曲が全て違うので。でも、バンドを組んだことがなかった僕にとっては、すごく新鮮で楽しい経験でした。

 

『二度目の夏、二度と会えない君』は9月1日(金)全国ロードショー。

取材・文:筒井あや
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