グルメ | 新店舗オープン

洗練された空間で、心地よくカジュアルに楽しむ本格イタリアン

2017年05月02日 18:00 by 木下 貴子

中央区役所から昭和通りに抜ける、一方通行の細い路地。この通りにあるビルの2階に、新しくイタリアンレストランがオープン。フォークをイメージしたロゴの看板を目印に、階段を上って扉を開くと…この時点でもう驚かされました。外観からは予想だにしなかった、広々と、そしてアーティスティックでとても洗練された空間が現れたのですから。




入ってすぐにオープンキッチンのカウンター。「お客様とスタッフが会話が楽しめるように、また、躍動感も見ていただければと思いまして」とシェフ・梶原圭司さん。カウンターの幅や目線の高さなどお客様との距離感も大事にされています。実はこちら、福岡のデザインオフィス「FANFARE Co., Ltd.」がプロデュースするレストラン。だからこんなにスタイリッシュで独自性が高く、なおかつ細やかに設計されている空間なのだと色々と納得してしまいます。



凛とした空間ですが、物腰の柔らかい梶原シェフとの会話、またスタッフも明るく心地よさを感じます。なるほど、だからこそオープンキッチンのカウンターが生きてくるというわけです。



梶原シェフはイタリアの食の都・フィレンツェにて6年間経験を積み、帰国後は銀座の「アルマーニ リストランテ」の副料理長を務めるなどの腕の持ち主です。「できるだけ九州の食材で」と、糸島産や朝倉産の野菜、平戸産の魚介、宮崎牛など生産者から直接食材を仕入れるほか、八百屋や魚屋などの仕入れ先とも信頼を築き、色々な食材を入手し、様々な料理を生み出していきます。食材は毎日届けられるため、その日によって様々。届いた後の内容によって、その日のメニューを考えていくといいます。自ずと旬の食材が中心となるわけですが、「一番の目的はそこですから」と微笑みます。




夜はおまかせのコースのみとなり、3,500円、5,000円、8,000円という3つのコースを用意しています。写真の料理は5,000円のコースの一例です。

前菜の「桜鯛のカルパッチョと新玉葱 」。土に見立てた焦がした玉葱と糸島のハーブがあしらわれています。


「鰆と朝倉野菜のソテー ロメインレタスのクレーマ」。朝倉の農家から送ってもらった野菜もたっぷりの一皿。


網脂を最後に巻いた仔羊に、イタリアで定番のアンチョビとバターを合わせた「黒キャベツで巻いた仔羊のロースト アンチョビとバターのソース」。


苺、フランボワーズ、ブラットオレンジのセミフレッドに、ストレーガリキュールを効かせたリコッタチーズ、砕いたカントゥッチ、ミントのパウダーを盛ったデザート「三種の赤いフルーツのセミフレッドとストレーガ風味のリコッタチーズ」。




いかがです? 本場イタリアで培った伝統的な技術と、梶原シェフの創造的な感性は、やはりコースで楽しむのが一番ですね。なお、ランチは2,000円、3,000円のコースがあり、「お時間があまりない方のために」と、3種のパスタから選べる「パスタランチ」(1,200円)も用意されています。

またドリンクメニューはイタリアワインをはじめ、九州産の日本酒もオンリスト。地場の素材を使ったイタリアンを、地場の吟醸・大吟醸と合わせるとはなかなか乙ですね。

「肩肘張ったレストランではなく、リラックスして楽しんでいただけるような店にしたい」。6月からはレストランタイムの後にバータイムを設け、アラカルトや旬のカクテルなども出したいと話します。こちらもかなり期待できそうです。

取材・文:木下 貴子
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プレイス情報PLACE

Ristorante fanfare(リストランテ ファンファーレ)

住所 福岡市中央区大名2丁目10-39 2F
TEL 092-707-0650
営業時間 11:30~14:30(OS14:00)/18:00~22:00(OS21:00)
定休日 日曜(祝日、祝前日の場合は営業)※連休の最終日はお休み
URL http://www.ristorante-fanfare.com/
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