ひと

TENJIN TO IRO【vol.13】「珈琲舎のだ」の副店長!!松田奈々さん

2017年05月07日 12:00

●カウンターにはサイフォン セピアに輝く至福の一杯を
BLISSFUL SEPIA

ソラリアプラザ3Fにある「珈琲舎のだ」のカウンターはまるで舞台のようだ。真っ白な白衣に蝶ネクタイ姿のスタッフが姿勢正しくサイフォンに向き合い、丁寧にコーヒーを淹れる。その一連の流れはたおやかで、豊かな香りを漂せながら、ほっと一息つく時間を特別なものにしてくれる。

「このカウンターに自分が立つことになるなんて、最初は緊張しましたね」と語るのは、副店長の松田奈々さん。以前働いていたケーキ屋で時々コーヒーを出していたが、本格的にコーヒーについて学ぶことになったのは、自身も「珈琲舎のだ」との出会いがきっかけだ。「大名店に初めて行った際に、サイフォンでコーヒーを淹れる姿がなんて格好いいんだろうと感動しましたね。コーヒーも美味しくて、ブラックが飲めるようになりました」。今年で9年目の経験を積んだ松田さん。大名店から博多阪急店の立ち上げに加わり、その後ソラリアプラザ店に移り、3年が経つ。ゆったりとくつろげ、大きな窓から警固公園が見渡せる明るい雰囲気が自慢だ。



サイフォン式は今では珍しくなってきたが、1966年創業の「珈琲舎のだ」では、ずっとこのスタイルを守ってきた。加熱することで気圧が変化し、お湯が上部へと移動。コーヒーの粉と混ざり合った後、火を止めて下のフラスコへと抽出したコーヒーを戻していく。何度も練習を重ね、社長から「このコーヒーならお客さまに出せる」と太鼓判をもらってからでないと、カウンターに立つことはできないそうだ。ここで何杯ものコーヒーを注いできた松田さんもどんなに忙しくても「美味しく淹れる」と念じることを決して忘れない。心を込めて丁寧に。その気持ちが最高の一杯を生んでいるのだ。

「見られているという意識はありますが、サイフォンに向き合いながら、私も客席を見渡すことができます。お客さまの顔を見ながら仕事ができること。時には声を掛けていただけること。コーヒーを通して、仕事の喜びを感じています」。50年を超えるコーヒー店の歴史の続きを編む人。豊かな香りと味、そしてセピア色に輝くサイフォンが、日常のコーヒーブレイクを特別なワンシーンに。美味しい記憶は褪せることはない。



清潔感のある装いでカウンターに立つ松田さん。コーヒーを淹れる技術はもちろん、美しい所作が身に付いていないと立てない特別な場だ。常に緊張感を感じながらも、サービスは柔軟に。コーヒーの味を楽しみながら、気持ちよく過ごせる店を目指している。

 


1966年創業の「珈琲舎のだ」。ハロゲンランプで加熱されるサイフォンのオレンジ色の光が幻想的で、思わず目を奪われる。



コーヒーのお供には姉妹店「レジャン」のスイーツを。コーヒーの風味と香りをまとわせた「のだロール」(432円)が一番人気だ。ソラリアプラザ店はパスタやサンドイッチなどフードメニューも充実している。



香りとコクが引き立つように焙煎された豆で淹れられるコーヒー(680円〜)。豆本来の美味しさをブラックで楽しんだら、100%動物性の生クリームを浮かべてリッチな味わいも堪能。コーヒーはブレンド、ストレートなど20種以上のメニューをラインナップ。




ここのコーヒーはいつ来ても美味しいねと言ってもらえることが一番うれしい




「頼りになる」と、ほかのスタッフからの信頼も厚い松田さん。常に「視野を広く」と指導し、カウンターだからこそ言われなくても客の希望、要望に気付けるように気を配る。居心地の良い、まるで昼間のバーのような存在だ。

【TENJIN TO IRO】
西鉄天神委員会プレゼンツ「TENJIN TO IRO」は、天神を鮮やかに彩っている人々を取材し、毎回その人となりを表すキーカラーをテーマに、天神のカラフルな魅力を再発見する企画です。

※今回の情報が掲載されている天神マガジン「ep.」はこちらでゲットして ≫
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プレイス情報PLACE

喫茶珈琲舎のだ

住所 福岡市中央区天神2丁目2−43 ソラリアプラザ3F
TEL 092-715-0271
営業時間 10:00〜22:00
定休日 ソラリアプラザと同じ
URL http://www.coffee-sya-noda.com/
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