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TENJIN TO IRO【vol.13】「BEAMS 福岡」の立ち上げ人!!鎌田和彦さん

2017年04月03日 12:00

●ファッションの時代を築いたカーキ色の開拓者
EPOCHAL KHAKI

天神・大名は九州屈指のファッションの街。そう認識されるようになったのには、1991年大名にオープンした「ビームス 福岡」の存在が大きい。その立役者が、今回登場の鎌田和彦さんだ。鎌田さんは学生時代にアパレルショップでアルバイトを経験し、卒業後は自ずとファッション業界への道を進んだ。最初に手掛けたのは、天神コアにオープンさせたアメリカンスタイルを中心としたセレクトショップだ。

「40年ほど前ですね。5坪くらいの小さな店でしたが、当時天神ではセレクトショップという概念がない時代でしたので、珍しがられました」。鎌田さんはセレクトという新たなスタイルを天神で発展させ、2店舗、3店舗と次々に姉妹店を展開していった。しかし失敗も多かったと振り返る。「バブル崩壊も経験しましたし、業績が伸び悩む時期もありました。けれど失敗から学ぶことは多いんです。恐れずに自分の道を突き進む、そんな若者が天神に増えてくれたらなと思います」。


失敗を糧にして次のステップへ。そのためには普段から縁や人との繋がりを大切にし、困った時に助け合える環境が必須だ。鎌田さん自身も縁の持つ力を身をもって知った。それこそ、「ビームス 福岡」の立ち上げを実らせた縁だ。以前より海外買い付けの際に顔を合わせていた「ビームス」の創設者のひとりと交流が深く、鎌田さんが自分の店を続けていくか悩んでいた時に、福岡1号店となる「ビームス 福岡」オープンの話を持ちかけてくれた。「やってみないか?」、その言葉が鎌田さんの人生の大きな転機に。天神西通りから少し入った場所に建てられた一棟丸ごと「ビームス」の路面店は、カフェも併設され、大きな話題となった。その後様々なファッションブランドや個人店が次々と出店し、天神・大名一帯はファッションの街に。現在は福岡パルコに店舗を移し、九州各地の店舗も任されている。店には立っていないが、時間を見つけては足を運び、スタッフと顔を合わせる。中には大名のオープニングスタッフもまだ働いている。天神にひとつの時代を創ってきた開拓者。カーキ色のハングリーな精神が、これからの天神を担う世代にも受け継がれている。



天神コアの5坪のセレクトショップから始まり、「株式会社 ギンガム」を立ち上げる。その後、メンズ・レディース、様々なアパレルショップを手掛け、1991年には「BEAMS 福岡」を大名にオープン。福岡のファッションシーンに大きな足跡を残した



「失敗しろ」とスタッフにも挑戦を促す鎌田さん。アメリカのミュージアムショップにTシャツを卸すなど、自身も新たな事業に挑むことを続けている。



「地元ならではのオリジナリティある店が増えるといいですね。飲食業界は福岡の個性を出している。洋服にも可能性があると思うんです。スタッフだけでなく、個人店主にも夢を持って、全国に誇れる店作りに挑んで欲しい」。



時代が変わっても洋服って楽しい!
そう思ってもらえる店であり続けたい



大名店の頃から20年以上働くスタッフも。「当時から変わらず、鎌田さんは僕らの憧れの存在です」と人望も厚い。現場のことはスタッフに任せ、相談役として各店舗をまわりながら、売り場担当者の声に耳を傾ける。「販売が好き、と自信を持って言える環境でありたい」と鎌田さん。



時代の変化、顧客のライフスタイルの変化に合わせて、路面店から商業ビルへの移転を決めた。福岡パルコ新館1Fではフォーマルスタイルのメンズ、2Fではカジュアルスタイルのメンズとレディースを展開。「長年勤務しているスタッフがいる分、お客さまの歴史も長く知っている。それが強みです」。

【TENJIN TO IRO】
西鉄天神委員会プレゼンツ「TENJIN TO IRO」は、天神を鮮やかに彩っている人々を取材し、毎回その人となりを表すキーカラーをテーマに、天神のカラフルな魅力を再発見する企画です。

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