グルメ | 新店舗オープン

和食料理人ならではのセンスを感じる、串揚げと季節料理

2017年04月04日 20:00 by 木下 貴子

「串揚げ」と「季節のお料理」が2大柱。店主は、和食の世界で長年腕を磨いてきた料理人の佐藤弘さん。「福岡には居酒屋が星の数ほどありますし、他と同じことをやっても…と考え、串揚げをウリにしようと思いました」と話します。「ただ串揚げを看板にする店は専門店が多いので、そこにプラスして和食もお出しできればとこのスタイルで始めることにしたんです」。

場所は、渡辺通り5丁目。国体通りから一本南に入った裏路地のビル2階です。大窓があり、窓からは趣のある下町風情の街並が望めます。





串揚げメニューは、おまかせやお好みで構成できる「串盛り7本」(1,620円)をはじめ、季節の野菜(162円~)や魚(時価)を中心とする単品を用意しています。ネタは常時20種類ほど。もぎたての柔らかく瑞々しいヤングコーンやアスパラガスのように素材そのものを生かしてシンプルに揚げる串もあれば、ユズ香るカブのソースをかけていただくアマダイ、霧島産豚の角煮のような創作串もあり、幅広く味わえます。「こういうのが食べたいとご要望いただければ、いろいろと対応もできます」と佐藤さん。



皮を剥いてそのまま揚げるヤングコーン。もぎたての瑞々しさが味わえます。



アスパラは丸ごと一本。芯と頭では異なる味の違いも楽しんで。



むかごはほくほくに。



4種の塩、自家製ダレでいただきます。


串揚げで佐藤さんが大切にしていることは、第一に油を毎日変えること。1日でも経過した古い油は胃にもたれやすく、また臭いも発生してお店の中に臭いが残りやすくなるといいます。油は新しいものを使うだけでなく、さらっとした太白のごま油をブレンドすることによって油の落ちを良くしているそうです。ちなみに太白のごま油は、ごま風味がなく素材の味を邪魔することがないこともポイントです。第二に素材の新鮮さ。冷凍物を使わないのは言わずもがな、魚に至っては刺身でも食べていいほど新鮮なネタを使用しています。いいネタは揚げるだけでも美味しいのですが、そこは料理人としての腕の見せ所。ひと手間ふた手間加え、さらに技を駆使しながら揚げていくのが佐藤さん流なのです。




季節のお料理は、読んで字のごとく旬の食材を中心に、刺身や炊き合わせなど色々と提案しています。常にメニューに並ぶ自家製の「手羽先の一夜干し」(162円~)は隠れ人気メニューで、こちらを求めて訪れるお客も少なくないとか。パリッと焼き上がる手羽先、ぜひお試しを。


佐藤さんの手掛ける味を全体にわって味わいたいなら、コースがおすすめ。人気は3,240円のコースで、内容は先付、刺身、串揚げ7本、季節物一品、お食事、デザートと充実かつお手頃価格!「良い素材を気軽に食べていただきたくて」と柔らかい笑顔で言います。

3,240円のコースの一例。上から刺身(写真は3人前)、季節物一品より「仔猪のスープ」。




飲み物は日本酒と焼酎を中心に、ヴァン・ナチュールも揃えます。





天井から下がった月の形の花器に生けられた季節の花々が空間を凜と引き締めます。こちらも佐藤さんの手によるものです。料理人となってすぐに生け花を習いはじめたという佐藤さん。飾られた花同様に、その盛付けのセンスも見逃せません。幾重にも重なる魅力的な個性に加え、「ジビエを使った新メニューも開発中です」というニュースも。引き続き要チェックです。


営業は深夜3時まで。遅い時間でもしっかり食事ができ、軽く飲んで1~2品ですますこともできます。

取材・文:木下 貴子
このライターの他の記事を読む

プレイス情報PLACE

串揚げと季節のお料理 さとう

住所 福岡市中央区渡辺通5丁目3-23-1 プロスペリタ天神Ⅱ 2F
TEL 092-734-1777
営業時間 17:00~翌3:00
定休日 不定
PAGE TOP