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『てぬぐいアート展 2017 』を開催!日本最古の綿布商&テヌグラファー・細辻伊兵衛さんインタビュー

2017年02月27日 18:00 by 筒井あや

2016年2月、イムズで九州初開催し話題となった展覧会「てぬぐいアート」の世界。日本手ぬぐいに触れる機会の創出のため、日本最古の綿布商で400年以上続くの第14世・細辻伊兵衛(ほそつじいへえ)氏が企画・プロデュースした個展の第2回目の開催が決定!今年は3月後半からの開催で桜前線北上の季節にフィットする「桜」をモチーフに展開。会場を建築家・若林広幸氏が担当することで前回以上にダイナミックでバージョンアップしたアート展を計画中とのこと。
手ぬぐいの伝道師・テヌグラファーの細辻伊兵衛さんに、今回の構想についてお話を伺いました。

――てぬぐいアートというのはどういったアート作品なのでしょう?

今までなかったようなてぬぐいのデザインを、これまでになかった染色方法で染め上げて作品を作ります。それをテヌグラフと名付けていまして、それを創作する私はテヌグラファーと自称で言っております。せっかく展覧会をやらせていただきますので、このような衣裳を身に纏って、手ぬぐいマンとして宣伝をしているんです(笑)。

――これまでになかった手法とはどういった手法ですか?

京都ですので、型友禅を使った技法で染色したり、私自身が開発した生地を使用しててぬぐいを作っています。もちろんそれは使っていただくためのてぬぐいです。今回の展示作品はガーゼてぬぐいを中心に使用しますが、うちのてぬぐいは上質な糸を使用した14世という特別な生地を使って染め上げているものです。これはとても繊細なラインがでたり、深みのある色がでます。それを全国に届けようと、展覧会を全国でやらせていただいています。今までなかった長い10m以上の手ぬぐいを作って、空間のデザインとしても観ていただけるようなアートを作っています。
「永楽屋」は今年で403年目を迎えます。日本の木綿を扱う会社の中では一番古い会社で、日本最古の綿布商です。その当主が、古いものを守りながらも、新しい取り組みをしているんです。

――今回の展覧会はどのような感じになりますか?

今回は「桜」をモチーフに長いてぬぐいを使って、花見をしに来ていただけるようにしたいと考えて、建築家の若林さんといっしょにインスタレーションをやります。イムズの25mの吹き抜けを存分に利用して、上から桜模様のてぬぐいを降ろし、館内に桜の花を咲かせようと思っているんです。今回は参加型のイベントもご用意しています。華道家の池坊美佳さんとコラボするイベントも予定しています。
今回のメイン展示はガーゼてぬぐいを使用して創作します。ガーゼの透明感を生かして、そこに光をあてて透かした感じを出したいと思っているんです。こうすることで、奥行きが出るんですね。桜の柄も大きな桜としだれ桜のように見える小さな桜のデザインにしました。これまでになかったような布のデザインの良さを観ていただきたいですね。これは光の当て方が大事になります。平面の布ですが、そこに友禅で染めた桜を立体的に見せるために何重にも重ねる。そこに光を当てると、どのような見え方になるか、というのも今回新たな挑戦ではあります。

――このガーゼのてぬぐいは展覧会で購入することはできるのですか?

もちろんできます。てぬぐいは使っていただいて、その良さがわかります。でも今回のガーゼのてぬぐいは、本当に柔らかく、手触りがいいので、ファッションの小物として取り入れてもいいくらい上質なものに仕上げているんです。
会期中は、たくさんのイベントをご用意していますので、目で観て楽しんでいただくこともできますし、参加しててぬぐいの新たな魅力に触れていただけるようなイベントも計画していますので、気軽に参加していただきたいですね。

――細辻さんの衣裳は、素敵ですね!

これは特別に作っていただいているんです。もちろんてぬぐいも使っていますよ。僕の役割は、てぬぐいマンとして、てぬぐいの良さを日本だけでなく、世界でも広げていくことです。展覧会中にも、この衣裳で会場にいますので、気軽に声を掛けていただいて大丈夫ですよ(笑)。
本当に今回の展覧会は、優雅で美しいものになると思いますので、ぜひ花見に来る気分で、立ち寄っていただきたいですね。

取材・文:筒井あや
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会場 イムズ
期間 2017年3月24日(金)~2017年4月17日(月)
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