グルメ

今はなき赤坂門市場で営業していたロシア料理酒場が舞鶴に移転

2017年02月23日 12:00 by 山田 祐一郎

レトロな面持ちで昔からたくさんの人々に親しまれてきた赤坂門市場。そこで営む一軒のお店を以前、この天神サイトで取り上げました(その記事はこちら)。現在、赤坂門市場は閉鎖となり、静かにその歴史の幕を下ろしています。

ロシアご飯を提供していた「いっとく食堂」もまた、市場の閉鎖とともに閉店。新たな場所を探し、営業再開の機会をうかがっていました。そんな「いっとく食堂」が「ダーチャ」として移転リニューアルしたというニュースを聞きつけ、お店へ出掛けてみました。





店があるのは中央区舞鶴。中央区役所から長浜方面へと抜ける通りから一歩入った場所に店を構えています。この界隈はうどん店、中華料理店、居酒屋、デリ、バーというように飲食店が集まっているエリアで、ダーチャもその一つとしてすでに地域に馴染んでいるように見えます。

店に入ってみると、店主がにっこりと迎え入れてくれました。店を新たに再開するにあたり、2度、ロシアに足を運び、改めてロシア料理に触れてきたそうで、メニューをみると、以前に比べて、ロシア料理が多種多彩。知らない料理の名前ばかりが連なるメニュー表は、好奇心を掻き立てます。

「ウイグルは中華寄り、ウズベキスタンはトマト系強くなる。ロシアといっても広いですからね。その味わいもさまざまで、とても奥が深いんですよ。ここで出している料理もほんの一部です」と店主は手際よく料理を作りながら、メニューを食い入るように見ていたぼくに教えてくれました。



例えばこれはポテトサラダ。ロシアではマッシュ状にせず、ダイス状にジャガイモをカットするんだそう。食感がホクホクで、とても新鮮です。



売れ筋なのが、このラムチョップ。とてもスパイシーで、ラムの臭みはなく、肉そのものの旨みが、柔らかい肉質とともに味わえます。特に外国人に評判が良いようで、追加する人も多いそう。



こちらはマンティ。牛のミンチを小籠包のように包んだまんじゅうです。味付けは過度ではなく、とても素朴で、あたたかみがあります。ほんのりとスパイスの風味が顔を出すのも特徴。噛み締めると、ジュワッと肉汁があふれ出てきます。このジューシーな旨味を、上に塗られたサワークリームが爽やかに引き立てます。日本ではなかなかお目にかかれない組み合わせの料理に感心しきり。



そして〆に食べたいのが、この“ロシアうどん”ことラグマン(800円)。これはロシアにおけるうどんのような料理です。中国ウイグル地区からロシア連邦中央アジアの国々で親しまれているそうで、スープはご覧のとおり、トマトを中心とした野菜たっぷりな面持ち。オリジナルのチリソースによる辛味がほんのりと広がる、ややスパイシーな味わいがクセになります。スープのベースは牛テールと骨でとっていて、羊のスープに変更も可能です。

羊のロシア式炊き込みご飯のプロフ、そして定番のボルシチスープなど、食べる料理がどれも個性的で、それでいてぼくのような日本人の舌に合うものばかり。ロシア料理で飲むって想像以上にエキサイティングでした。

近日中に夜定食もスタート。A定食「カフカスごはん」はハーフサイズのラグマンorシュルパスープ(羊の野菜スープ)、サラダ、プロフ、羊肉、B定食「モスクワごはん」はボルシチスープ、サラダ、ビーフストロガノフ、バゲットorプロフで、いずれも1000円とお得。+300円でドリンクもセットにできますよ。

取材・文:山田 祐一郎
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ダーチャ

住所 福岡市中央区舞鶴2丁目7-1
TEL 092-981-6855
営業時間 17:00〜23:00(OS22:30)
定休日 火曜
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