グルメ

名店出身の焼鳥の技を自家製燻製料理と一緒に。

2017年02月21日 12:00 by 山田 祐一郎

警固四ツ角の交差点から地下鉄桜坂駅方面へと続く警固本通り。途中には飲食店やコーヒー店、カフェ、写真ショップが立ち並び、通りを歩いているだけで心が弾みます。「商店街が昔から好きなんですよ。この店の界隈はそんな雰囲気があるんです。それでここに店を開こうと思いました」と言う伊藤司さんは、2月4日にオープンしたばかりのこの焼鳥店「焼とり いぶし坐」の店主です。





店は元々、谷鮮魚店という魚屋だった築50年以上の建物を生かして造られました。「味噌や麹といった発酵食品を調味料として料理の随所に取り入れています。味噌などは蔵を連想するので、設計担当者にそんな昔ながらの“蔵感”を表現してもらいました。また、一方で、これからずっと愛される店にしたいという思いから、10年、20年と廃れないデザインというのも意識してもらいました。結果として、厨房側は現代風、客席側が古民家風という一見すると相反する2つのテーマを融合させる形になったんです」。





伊藤さんのその言葉を聞いて店を見渡すと、客席サイドは2階部分まで続く吹き抜けが強調されました。この高い天井は開放感を演出。厨房と逆側の壁は当時のものが生かされていて、この空間のアクセントになっています。
コの字型のカウンター席は屋台を思わせるアットホームな佇まい。「ふらりと一杯飲んで帰るという気軽さを店のどこかに取り入れたかったんです。軽く一杯引っ掛けて、という利用も大歓迎です」と伊藤さんは笑顔を見せます。また、店の奥側にはテーブル席も用意してあるため、グループでの酒宴にもぴったりです。







福岡における焼鳥の名店「焼とりの八兵衛」で12年、腕を磨いてきた伊藤さん。この店では焼鳥を中心に、自家製の燻製メニューなどの一品料理が楽しめます。







焼鳥は皮、ねぎま、つくね、朝びきにささみ、豚トロなど1本130円から用意。地元・久山町の食材・弥生豚を使った豚バラ串など伊藤さんならではの串ものも味わうことができます。また、数量限定でうずらや牛ホホ肉などオリジナリティが光る創作串も準備。炭は備長炭、塩は天然塩というように、随所にこだわりが詰まっています。

一品は豪快に炭火で焼き上げるスペアリブ(980円)を筆頭に、博多名物のごまさば、畑作りから手掛ける八百屋から仕入れた野菜を生かした「味噌バーニャカウダ」、塩麹を用いたからあげなどが揃います。締めのご飯ものには牛丼や豚みそを塗った焼きおにぎりなど気になる品々がずらり。







そして厨房の中心に鎮座する燻製調理器によって仕上げられた自家製の燻製料理も目を引きます。「糸島ハム」とのコラボレーションによって実現した生ソーセージのグリルを中心に、手羽、ササミ、ジャーキー、ポテトサラダなど、7種前後の燻製メニューが堪能できます。

「焼鳥も炭で調理しますし、燻製も煙で燻すということもあり、それらの料理に合うウイスキーによるハイボール、そして黒ビールを推しています」と教えてくれた伊藤さん。メニュー表に「世界5大ウイスキー、超炭酸ハイボールで飲み比べ!」と謳われたハイボールは、380円からとリーズナブルに堪能できます。
そのほか、今後は日本酒にも力を入れていくそう。

現在はグランドメニューのみの提供ですが、今後はその日の一品もメニューに組み込んでいくそうですよ。

取材・文:山田 祐一郎
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プレイス情報PLACE

焼とり いぶし坐

住所 福岡市中央区赤坂3丁目13-37
TEL 092-715-1698
営業時間 18:00〜翌1:00
定休日 火曜
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