舞台

江戸川乱歩の8本の短編小説がひとつの舞台に。『お勢登場』福岡公演開催!

※このイベントは2017年3月1日(水)をもって終了しました。

2017年01月16日 12:00 by 筒井あや

大劇場から小劇場まで、演劇界で縦横無尽に活躍する倉持裕の新作『お勢登場』。大正~昭和にかけて活躍した文豪・江戸川乱歩の作品世界をモチーフとし、「お勢登場」をはじめとする8本の短編小説を1本の演劇作品として再構成。
モチーフとなるのは、<本格推理もの>より『二銭銅貨』『二癈人』『D坂の殺人事件』、<怪奇・幻想もの>より『お勢登場』『押絵と旅する男』『木馬は廻る』『赤い部屋』『一人二役』という、乱歩の魅力あふれる作品たち。この8本は、乱歩作品の中の二大ジャンル「本格推理もの」「怪奇・幻想もの」の両方から分け隔てなく選んだという。

ベルリン国際映画祭 銀熊賞受賞、2年連続で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞受賞など華やかな受賞歴を持ち、次代の実力派女優の呼び声高い黒木華が、タイトルロールの悪女・お勢を演じ、共演には片桐はいり、梶原善をはじめ個性あふれるベテラン勢が顔を揃え、目のくらむような迷宮世界を繰り広げる。

《倉持裕からのコメント》
本作は、江戸川乱歩の多数の作品群の中から厳選した八本の短編小説を、複雑な手法で編み上げ、一本の演劇作品として再構成したものである。その八本は、乱歩作品の中の二大ジャンル「本格推理もの」「怪奇・幻想もの」の両方から分け隔てなく選んだ。
俳優のほとんどが複数の役を演じる。妻の不貞に耐える夫を演じていた俳優が、次の場では浮気者になり、また、とある長屋でマゾヒストだった女優が、別の下宿屋では純朴な画学生になる、といった具合である。これは、乱歩の描く人間の不可思議な多面性を強調する試みの一つである。
細分化し、さらにシャッフルした八つの物語は、入れ子構造の複雑な形を取るが、それは舞台美術を駆使した転換によって、ある程度明快に見せる。「ある程度」とことわるのは、乱歩の迷宮めいた作品世界を表現するには、それなりの複雑さは必要だと考えるためである。

 

 

 

取材・文:筒井あや
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お勢登場EVENT

会場 福岡市民会館
期間 2017年3月1日(水)
時間 開場18:30、開演19:00
料金 S席 7,800円、A席6,500円(全席指定)
U25[25歳以下対象]4,000円
※U25:当日座席指定券・引換時、要身分証明書/枚数限定
※未就学児童入場不可
お問い合わせ スリーオクロック(TEL:092-732-1688)※平日:10:00~18:30

プレイス情報PLACE

福岡市民会館

住所 福岡市中央区天神5丁目1−23
TEL 092-761-6567
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