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映画『破門 ふたりのヤクビョーガミ』主演の佐々木蔵之介さん&横山裕さん、小林聖太郎監督が舞台挨拶に登場!

2017年01月16日 18:00 by 筒井あや

黒川博行の第151回直木賞受賞作「破門」を佐々木蔵之介と横山裕(関ジャニ∞)のダブル主演で映画化した『破門 ふたりのヤクビョーガミ』。新春の舞台挨拶に主演の佐々木蔵之介、横山裕、小林聖太郞監督が登場!オール関西弁で撮影された本作について、見どころや撮影秘話などを語ってくれました。

――この映画が製作されるきっかけは、佐々木さんとプロデューサーが原作について話をされたことが発端だと聞いていますが、原作のどのようなところに魅力を感じられたのですか?

佐々木蔵之介:この「破門」という小説は直木賞受賞作なんです。黒川さんのこのシリーズは、僕ら関西弁を喋る役者にとって、珠玉の台詞がたくさんあって、小説なんですけど、つい音読してしま、つい声に出して読んでしまうくらい、本当に上等な、よく練られた関西弁なんです。僕の役は、狂犬のような役ですが、これがやれたらいいなとプロデューサーに話をしました。

――その映画で横山さんはグループを離れての単独映画主演というのは、今回初めてなんですね?二宮役のオファーを受けた時の気持ちは?

横山裕:そうなのですが、実感がないんですよ。今回は蔵之介さんもいらっしゃいますし、大先輩がたくさんいらっしゃったので、胸を借りるつもりで挑まさせて頂きました。小説の「破門」を読んだ時、この世界観に自分が入れるんやなと思ったのと、大阪人で良かったなと本当に思いました。蔵之介さんがおっしゃっていたように、音読したくなるというのはよく解ります。読んでいてもテンポの良さを感じますし、すごい作品に出させていただけるなと感じました。

――小林監督は、お二人とは初めてだそうですが、演出の面でこだわった点や苦労された点があれば教えてください。

小林聖太郞:一番最初に本読みと言って、お芝居をするのではなく、机に座って台本を最初から最後まで読んでみましょう、というのがあるんですけど、その時からお二人の歯車がピタッと合って、スイッチがパチンと入ったのが、すごくいいなと思う反面、それで2時間ずっとやると、ちょっと仲が良すぎないか?と思ったので、そこを敢えて歯車がかみ合わない所から始めましょうという話をしましたね。シーン毎に二人の距離感を細やかにみんなで相談しながら作りましたね。

――映画は段々、いいコンビになっていく、というストーリーなのですが、実際は最初からいいコンビだったんですか?

小林聖太郞:これって運動神経だと思うんですけど、会話のやり取りや芝居の反応がお二人ともとてもテンポがいいので、最初からだと物語に抑揚が生まれないんです。観ている方も飽きてきてしまうので、そういうことも踏まえて、押し引きを考えながら撮影をしていました。

――お二人はいかがですか?

佐々木蔵之介:やっぱり、僕たちはネイティブランゲージが関西弁なので、普通に掛け合いになって、芝居がどんどん進んでいってしまうんです。それはそれでおもしろいんですけど、二人の違和感みたいなものを作るには、仲良くならないようにしなあかんなとは思っていました。

横山裕:仰るとおりです。(笑)

――この作品の大きな特徴は全編関西弁ですが、監督も原作者も出演者もほぼ関西と縁のある方が参加されていますが、撮影現場はやはり賑やかな感じだったのでしょうか?

横山裕:やっぱり関西弁は飛び交っていましたね。関西=賑やかというイメージがあるんですね(笑)。

小林聖太郞:暗〜い関西人も実はいるんですけど、目立たないんですよね(笑)。スタッフさんは関西人の割合はそんなに高くなかったんですけど、そういう関西人の空気は現場にあったかもしれないですね。

横山裕:監督が関西なので、スタッフさんも関西というイメージが強くなっているのかもしれないですね。

小林聖太郞:いっしょにいると関西人じゃなくても関西弁につられるということはありましたね。「ほんまに?」って聞くとつい「ほんまです」って返してしまうみたいな。

佐々木蔵之介:関西弁って、芸人さんがいて関西弁で喋るからね。全国的にも認知度が高いのはありますね。

――映画の中で好きだった台詞はありますか?

小林聖太郞:「性根がないんですわ」という台詞は現代の大阪で、30代の二宮が言うには、ホント言うと自然ではないんですが、これを今どきな台詞にするにはもったいないと思って残した台詞ですね。

佐々木蔵之介:その台詞は僕も大好きですね。「性根もないのに、金くれ」っていうんですよね。

小林聖太郞:大阪弁として、そういう言葉はいいなと思って残しましたので、どこでその台詞を言っているかを気にして観ていただけたらと思います。

横山裕:クライマックスの方だと思うんですけど…好きな台詞があるんです。

佐々木蔵之介:そこは言わん方がいいやろ(笑)。

小林聖太郞:じゃあ、クライマックスの車の中で言う台詞ってことで(笑)。観たらわかると思います。

――最後に一言ずつお願いします。

小林聖太郞:これを撮影していたのは一昨年の年末で、企画から言うと3年くらいかけてみんなで心を込めて作った作品です。映画はお客さんに観て頂いて初めて完成すると思いますので、みなさんの手でこの映画を完成させてください。よろしくお願いします!

横山裕:この作品はちょうど一年くらい前に撮影をしていて、思い返すと贅沢な時間を過ごさせて頂いたなと思いますし、ちょうど撮影中に、僕の後輩の濵田(ジャニーズWEST濵田崇裕)が初日にものもらいを作って来て、「大事な日になにしてんねん!」と冗談で言ったんですけど、実は今日僕がものもらいを作って来ているという状態なんです(笑)。よーく見ないとわからないんですけど。これは濵ちゃんの怨念やと思っているんです。監督もおっしゃいましたけど、この映画はみなさんで育てていただきたいなと思いますので、色んな方にすすめて頂ければと思います。ぜひ映画『破門』を育ててください。よろしくお願いします。

佐々木蔵之介:この作品は、みんなで心を込めて、丁寧に大事に作りました。手放しで楽しんでください。そしてみなさんがこの映画の応援団になってくださればと思っております。関ジャニ∞含め『破門』をよろしくお願いいたします。

 

取材・文:筒井あや
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