グルメ | 新店舗オープン

料理もサービスもナチュラルに、心にフィットする自然派ビストロ

2016年12月22日 12:00 by 木下 貴子

「妻が福岡出身で、何度か福岡に来ているうちにすっかりこの街が好きになって」と代表の下田之総さん。「ですから独立する際は福岡で、と決めていました」。下田さんは東京生まれの東京育ち。東京の飲食業で活躍し、いざ独立!の前に福岡を肌で感じておきたいと「ワイン食堂 根」や「ピッツェリア・ガエターノ」での経験を経て、晴れて11月にご自身の店を白金にオープンしました。



料理は、化学調味料は一切使用せず、トマトソースやベーコンなどの加工品も自家製を誇ります。東京で無添加を徹底するレストランを経営する会社に長年勤めていた下田さん。その会社の後輩にあたる山下翔太郎さんが『コア』のシェフに就任。「経験もありますが、無添加って仕上がりの味の想像がしやすいので味づくりでの苦労はあまり感じません。まず素材を食べて、感じて、その味をしっかり引き出すようにしています」という山下さんは熊本のご出身。馴染みある九州産食材を中心に、様々な料理を手掛けていきます。


↑下田さんと山下さんでセッションしてメニューを考案。旬も大切にするため内容はしばしば変わります。だから黒板メニュー!

 

ビストロではありますが、「料理は無国籍に近いですね」と下田さん。グリルやパスタなどビストロ王道メニューに混じって、「本日のなめろう」や「ビストロもつ煮」(700円)といった和風料理や、「情熱の豚バラ フラメンカエッグ」といったラテン系料理などのメニュー名がちらほら見られます。


↑パスタは1,080円~。


↑「本日のなめろう」(580円)。


↑「情熱の豚バラ フラメンカエッグ」(750円)。


丁寧に食事を作る。添加物に頼りはじめた昭和40年、50年代以前は当たり前だったこと。「健康的に食事を摂ることが活力につながります。僕たちで何ができるか…と考えたときに、まず無添加で美味しい食事を提供しようと。特に東日本大震災の後は、強く思いましたね」と真剣に語ってくれた下田さん。でも、すぐにニコっと満面な笑顔に戻り、「でもね真面目なことを真面目にやってもつまらない!ユーモアを交えながらオープンに!ですよ」。そのお言葉どおり、店内の雰囲気はとても開放的で、接客もとてもフレンドリー。「半身浴バーニャカウダ」や「合鴨の皮パリロースト」(1,280円)といったユニークな命名も、気取らず楽しさを感じてもらうための演出です。


↑半身浴バーニャカウダ」(950円)はソースに野菜を半分いれ、火が軽く通った状態で提供されます。


↑「半熟卵とスモークマッシュソースのポテトサラダ」(680円)。

 

先に料理について述べましたが、店では無添加を前面に打ち出しているわけではなく、あくまでも自然に美味しいものを提供するというスタンス。ワインも実質、自然派を多く扱っていますが根底にあるのは「おいしいワイン」。接客も自然体、ノーチャージにして価格帯もふだん使いできるよう設定しているものの、「安さがウリではなく、あくまでも適正な値段でちゃんと勝負したい」と話します。


↑「熊本県産 赤牛のステーキ」(1,780円)。


↑「本日のお肉4種盛り合わせ」( 2,780円)は、山下シェフのスペシャリテ。自信作のポルケッタやサルシッチャ・ソーセージをぜひ味わって!

 

「『自然』をテーマにした1つの舞台のように、店全体を演出していきたい」という下田さん。ここで食べる料理、ここで過ごす時間、ここで出会う人々…すべてが自然と心にフィットするように。そんな「自然派」を掲げるお店なのです。

取材・文:木下 貴子
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プレイス情報PLACE

自然派ビストロ CORE(コア)

住所 中央区白金1丁目3-5 アストア薬院1F
TEL 092-534-2700
営業時間 17:30~翌2:00
定休日 水曜(12月28日は開店、31日は休店)
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