音楽

話題のアーティストLEOが語るニューアルバム「THE ONE」への想い。

2016年12月19日 12:00 by 筒井あや

11月16日(水)に4thアルバム「THE ONE」をリリースした話題のアーティストLEO。唯一無二の歌声で、聴くものを魅了し続けている。今回リリースされたニューアルバムは、「これが今の全て」と言い切るほどの自信作となった。そんなLEOに、アルバムに込めた想いをインタビュー。

――今回、このアルバムを作るにあたってのコンセプトはどんなものだったのですか?

アルバムのコンセプトというのは決まっていなかったですね。普段もそうですが、アルバムを作るためにコンセプトをもって作るというよりは、一曲一曲作っていって、それが集まってアルバムになるという感じなんです。でも、今回は、いつも一緒にやっているプロデューサーの人たちに加え、他の方にも歌詞をお願いしました。それらの楽曲が集まってみると、ひとつ共通した部分や同じワードなどが出てきたんです。もちろん、僕のことを考えて書いてくださったということもありますが、自分自身が書く歌詞と共感できる気持ちが、作ってくださった方々と共通してあるのかなと改めて感じました。それには驚きました。だからこそ「THE ONE」というタイトルは、みんなでひとつものを作り上げたという意味も込めているんです。

――作詞をいつもと違う方にお願いされていますが、なにかリクエストをされたのですか?

一曲一曲、自分でこういう曲を作りたいというビジョンがありました。例えばライブで盛り上がれるようなダンスミュージック、メッセージ的にはポジティブで、みたいなざっくりしたテーマをお渡しして、あとはお任せするという感じでした。「Time to say goodbye」という曲があるんですけど、それは女性の為岡そのみさんというプロデューサーに女性が書く男目線の曲をとお願いしました。女性が思う男性の目線というのはどういうものなんだろう?と思ったのでそういう風にお願いしたのですが、出来上がった曲を聴いてみると、女性が思っていることと男性が思っていることに共通する部分があるんだなと思いましたね。実際に歌ってみると感情移入しやすい。二人の時間にさよならをして、お互いに次に進んでいこう、という歌なのですが、むしろ男性よりも潔い感じがあるんです(笑)。共通している部分はあるものの、やはり新しい発見もありました。

――これまでにやってこなかったような楽曲もアルバムには入っていますよね。

楽曲的には、新しいサウンドは取り入れたいと思っていたので、これまでにご一緒したことのないプロデューサーの方と一緒に曲作りをしたりしました。「Flower」という曲は、今までの自分にはないサウンドと歌詞だったこともあり、細かいところまでこだわって作りました。例えば声にエフェクトをかけたり、ディレイという手法で声を遅らせて録ったり、そういう細かい部分にもこだわって制作しましたね。その作業自体もすごく楽しかったんです。

――注目したいのは、MVも制作されている「君」という曲ですが、それはどのような感じで作られたのですか?

ミュージックビデオはお笑い芸人のちゅうえいさんに出演していただきました。ちゅうえいさんは初めてミュージックビデオに出演されたそうなんです。それもすごく光栄でした。普段はみせないシリアスな表情が見れるので、ぜひ見ていただきたいですね。この曲のテーマは「片思い」なんです。自分の中でもラブソングは多い方なんですけど、片思いの曲は意外になかったんです。でもみんな片思いの経験はあると思うし、片思いでなくても伝えられないまま終っちゃった恋とかは、みんなしたことがあるんじゃないかなと。ミュージックビデオでも、歌詞に出てくる電車のシーンがありますが、電車で好きな女性が帰って行く時に、自分は見えなくなるまで手を振っているんですけど、なかなか振り返ってくれないよね、いつも。と一方通行だったりするところも、うまく表現していただいていて。なので、作品としてもとても素敵な作品に出会ったなと思っていますね。

――このアルバムで新たにチャレンジしようと思われたことはありますか?

今まで3枚アルバムとミニアルバムを出して次はどうしようかと考えた時に、改めて自分の音楽性や自分の歌手人生を考えて、結構悩みました。なので一曲、一曲、すごく悩んで考えて、何が伝えられるかなと。本当に意味のあるものを作りたかったし、自分が納得しないと作れないと思ったんです。ですので、今自分ができることすべてを詰め込んだアルバムになりました。もちろん新しいサウンドとしての挑戦もありますが、自分の中の全てを出し切ろう!という思いは、今までとは違うかなと思いますね。

なので本当に今の自分でしかない、という一枚になりました。アルバムのタイトルもすごくそれを表していると思うんです。自分で聴いていても、納得できるし、アルバムとしてもバラエティーに富んでいていいものができたと思いますね。これが今、自分がみんなに届けられる精一杯の一枚です。というものになりました。

 

取材・文:筒井あや
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