グルメ

久留米の「COFFEE COUNTY」が福岡市内に2号店をオープン

2016年09月26日 12:00 by 山田 祐一郎

戸を開くと淡いパープルでペイントされた床が一面に広がっています。枝のような形状の照明があたたかい光を放ち、店内にはとてもゆるやかな空気が流れていました。コーヒーを注文し、席に着くと、その席が空間に対してとても少ないことに気がつきます。単純にホッとできる癒しの場でもなく、コーヒーを飲むだけの場でもなく、ノマド的に使う場でもない、過ごす時間が贅沢に流れる場。店主・森さんは「VIBRANT」という言葉を引用し、「来てくださったお客様を震わせたい」と表現しました。感情が波立つような刺激が、ここにいるとじわりと体に吸い込まれていくようです。





ここは9月にオープンしたばかりのコーヒーの店「COFFEE  COUNTY Fukuoka」。本店は久留米市内にあり、2013年から営業を続けています。わずか3年の間で知名度は全国区に。福岡のコーヒー好きでは知らない人はいない、そんな店です。



森さんはコーヒーの産地である中米に足を運び、農園に住み込み、コーヒー作りを根本から学んだという経験の持ち主。コーヒーそのものだけでなく、そこで働く人々やその土地の暮らしについてもきちんと知っておきたかったというのも滞在した大きな理由の一つなのだそう。
そしてニカラグアを拠点に中米各国のコーヒー生産者を訪ね、直接コーヒー豆を仕入れられるような絆を築き、現在においても毎年のように中米の生産農家のコーヒーを訪れ、主にその地で収穫された豆を使っています。





ゆったりと配置されたカウンターの中央には、床同様にパープルにペイントされたエスプレッソマシンがあり、空間のアクセントに。



コーヒーメニューはドリップコーヒーが450円から。これからの季節に嬉しいホットラテは500円。エスプレッソソーダ(写真・550円)は秋の気候にぴったりの気分。



久留米在住のデザイナー・長尾 周平さんによる絵、文字がオリジナリティを支えている点も見逃せません。



焙煎機を備えた久留米店が「ロースター」であるのに対し、「Coffee Bar」と位置付けられた福岡店。「Bar」という言葉に一杯のコーヒーと向き合うようなイメージを抱きました。

森さんは「これまで福岡では卸しだけでした。自分たちで作ったコーヒーを自分たちの感性というフィルターを通して表現し、飲んでもらいたかったんです。ようやくそれが形にできました」と満面の笑みを見せます。

 

取材・文:山田 祐一郎
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プレイス情報PLACE

COFFEE COUNTY Fukuoka

住所 福岡市中央区高砂1丁目21-21
TEL 092-753-8321
営業時間 11:00〜19:30
定休日 水曜
URL http://coffeecounty.cc/
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