グルメ | 新店舗オープン

ゆっくり寛いでほしい…店主の想いが料理から空間から滲みでる

2016年09月07日 08:00 by 木下 貴子

警固交差点そばの一方通行の小路。ビルの1階に“こっそり”という感じでオープンしたダイニング・バー『ポポット』。店主・迎修治さんいわく「落ち着いて過ごしていただける空間を一番大切にしました」と、ちょっと隠れ家・穴場的なこの場所をあえて選んだといいます。

11坪の・12席の小バコな店ですが、天井が高く、客席もゆとりを持って配置しているので、狭さはまったく感じません。むしろゆったりできて開放的な感じさえします。「その分、カウンター内が狭くなってしまいましたけど」と笑う迎さん。とにかく寛いでもらいたい…その思いを先行させて空間づくりを行いました。





料理人として大名のワインバーで8年間腕をふるい、この度、念願の独立を果たしたという迎さん。「お客さまもいろんな味を食べられたいかと思って」と特に料理のジャンルは決めず、和食も洋食も出していきます。メニューはほぼ日替わりで、肉、魚、野菜、パスタなど旬の食材を中心にした料理が黒板に掲げられます。




調理も接客もすべて1人でやるため、「できるだけお待たせしないように」と、とにかく事前準備を怠りません。早い時間から店に入ってその日のメニューを考え、仕込みに力を注ぎます。料理自体も手抜きはなし。良質な食材を求めて時には糸島まで出向いたり、メニューもシンプルなものではなく一工夫したものが中心。「鶏のバロティーヌ」(972円)、「イワシのベッカフィーコ」(648円)、「サンマと松の実のパスタ」(972円)など、見た目も鮮やかに仕上げます。また季節感、オリジナリティも大切にしています。


↑「鶏のバロティーヌ」(972円)。バロティーヌは詰め物。一般的な鶏のバロティーヌは一枚肉を使いますが、こちらは鶏のミンチ肉を使った迎さんのオリジナル。ハーブソースに醤油を使い和テイストに。


↑「タコのペンネアラビアータ」(972円)。


ドリンクはグラスワインが日替わりで2種類500円から、ボトルワインが3000円から。ほかビール、リキュールなど広く揃うので、バーとしても利用しやすくなっています。フードも深夜2時まで提供。「遅い時間に小腹が空いたから…と来てもらえるような店にもなりたいです」。店名『ポポット』はフランス語の隠語で「会食」の意味。「会話を楽しみながら、ゆっくりのんびり過ごしてもらいたい」という迎さんの想いが込められます。「実はここにもそのコンセプトを取り入れました」と最後に案内してくれたのはなんとお手洗い。店の広さの割合から、けっこうな幅を占めているではありませんか!こんなところにまでも寛ぎのエッセンスが注がれているのです。

カウンターメインで、料理1品にドリンク1~2杯でサクッと利用しやすく、1人でも行きやすい店。2軒目、3軒目にも重宝します。

取材・文:木下 貴子
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プレイス情報PLACE

POPOTE(ポポット)

住所 中央区警固1丁目12-3 警固クレスタリア1F
TEL 092-753-6941
営業時間 18:00~翌3:00
定休日 不定
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