舞台

2年振りに博多座に登場!『おたふく物語』藤山直美さんインタビュー

※このイベントは2016年10月27日(木)をもって終了しました。

2016年08月30日 21:00 by 筒井あや

これまで何度も博多座を沸かせてきた喜劇役者・藤山直美が2年ぶりに登場します。市井に暮らす庶民の姿を描いた山本周五郎の小説を原作に、愛と人情の物語『おたふく物語』を上演。
藤山直美が演じるのは、家族の問題を抱えながらも、江戸の下町で健気に暮らす“おしず”。
そして、おしずの妹“おたか”に田中美佐子、おしずが想いを寄せる彫金師の“貞二郎”を錦織一清が演じ、音無美紀子、金子昇、丹羽貞仁、林与一ら豪華共演陣が脇を固めます。
演出は、家族の絆や人と人とのつながりを描き、これまで数々のヒット作を生み出してきた石井ふく子。

2年振りの博多座登場となる藤山直美さんにインタビュー

——今回演じられる「おしず」という女性はどんな女性だと思われていますか?

藤山:どんな家族にも、他人には言えないことがあると思うんですね。人様に触れて欲しくない家族の話もあると思うんです。
おしずさんという女性は現実に直面していっている人です。全てが順風満帆でものすごく幸せな家庭というのは、そんなにないと思うんです。例えば、人からみたらものすごく幸せな家庭に見える家でも、その家庭にしかわからない悩みや人には触れて欲しくないこともどこでもある。そういう家族の事情に幾度も直面して、色んな事を知り尽くした大人の女性だと思いますね。でも暗い女性にはしたくないので、そういうことに直面してもチャーミングに生きている女性として演じたいですね。

——博多で芝居をすることについて?

藤山:博多ばかりではないんですけど、今は趣味が多種多様になってきていますよね。私の父親(藤山寛美)が芝居をやっている頃は、芝居は一番の娯楽だった時代です。だから芝居を観に行くことを楽しみにしている人も多かったんです。でも今、趣味が多様化している中でどれくらいの方が、お芝居を観に行くことを楽しみにされているのかなと、ふと考えることがあります。劇場に足を運んでもらって、楽しかったなと思ってもらって、喜んで帰っていかれる人が少しでも増えていくようにしないといけないなと思っています。劇場に来ていただくというのは、大変な労力がいります。気持ちが動かないと来ていただけないのですが、私たち役者はそういうことを理解して、心して芝居をやらなくてはならないと思っていますね。

——博多のお客様にメッセージをお願いします。

藤山:私は気楽に観に来ていただけるお芝居が好きなんですね。家族や親戚、そして近所に一人はいそうな可笑しな人を描くのが大好きなので、そういう人が出てくるお芝居をやろうと思っています。ですので、気楽に来てくださったらいいなと。お芝居ってお祭りみたいなものですから、博多の街が賑わえばいいなと思いますね。だから、劇場の前をふと通りかかって、ちょっと芝居でも観て帰ろうか、とそんな気持ちで来ていただけたらうれしいですね。

 

江戸の下町に暮らす人々の愛と葛藤を描いた山本周五郎の傑作を舞台化した『おたふく物語』。

公演は10月5日(水)~27日(木)博多座にて

チケットは好評発売中!

取材・文:筒井あや
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おたふく物語EVENT

期間 2016年10月5日(水)~2016年10月27日(木)
料金 A席14,500円、特B席11,000円、B席8,000円、C席4,500円
※未就学児童入場不可
お問い合わせ 博多座(TEL:092-263-5555)

プレイス情報PLACE

博多座

住所 福岡市博多区下川端町2丁目1
TEL 092-263-5555
URL http://www.hakataza.co.jp/
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