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「博多・天神落語まつり」プロデューサー三遊亭円楽師匠が10周年を語る

※このイベントは2016年11月6日(日)をもって終了しました。

2016年08月30日 12:00 by 筒井あや

2006年にスタートした「博多・天神落語まつり」は、今年で10周年。今や福岡は落語の街として全国的にも知名度を上げています。その立役者となったのが、「博多・天神落語まつり」のプロデューサーをつとめる三遊亭円楽師匠。落語の楽しみ方や福岡との関わりなど語っていただきました。

——10年前、落語の本場である上方でも江戸でもなく、福岡で落語のお祭りをやろうと思われたきっかけはどのようなことからですか?

円楽:江戸・上方ともに噺家たちが好きな場所としてあげてくるのが福岡と札幌。その中でも福岡は市民で盛り上がる「どんたく」などでもわかるように芸処だから、落語のお祭りが定着する予感がしました。また、そこに私が二ツ目時代から仲良しのスタッフ達がいて、酒の席で話をするうちに「福岡で落語の大花火を打ち上げたい。」と盛り上がり、あれこれ考える前にとにかく前に進んで一回やってみようと。私がプログラムを組み、福岡のスタッフが現地で仕切りをやり、トントン拍子に決まっていったのです。やはり大切なのは、やる気と勢いと知恵と場所と仲間と運とお金の全てが、ちょうどよく揃う。それがうまくいく秘訣ですね。

——まさに噺家の話芸を聴かせていただく芸能ですが、円楽師匠がお客様に伝えたい、落語のおもしろさとはどんなところでしょう?

円楽:予習のいらないところですよ。江戸の文化や上方の作法をあらかじめ勉強する必要なんて全くない。予備知識なく落語の世界にどっぷり入ってきてもらいたいです。会場に足を運んでいただいてその場の空気に浸るだけでOK!「なにもないけど、何でもある」のが落語の高座。そこには想像力だけが必要な小宇宙が広がっています。お客様の想像の中の世界だから、お客様の数だけ舞台は存在します。日本が生んだ最高のエンターテイメント!

——これから初めて高座に行きたいと思っている人に、円楽師匠からアドバイスをお願いします。

円楽:とにかく落語会に来て聴いてください。「落語は初めて」という方でも来てすぐに楽しめます。入口は誰でもいいし、どんな噺でもいいと思います。まず聴いてみてそこから好みに流れてください。いろんな師匠、様々な噺にふれて中毒になってください。お目当ての師匠ができたらその師匠の得意な噺が見えてきます。おもしろおかしい滑稽噺(こっけいばなし)に遊女・遊郭の廓噺(くるわばなし)。庶民の生き生きとした生活ぶりが楽しい長屋噺(ながやばなし)、幽霊・お化けを扱った怪談噺(かいだんばなし)、日本人の心のあらわれの人情噺(にんじょうばなし)等々。楽しさは無限大です。

——最後に、毎年楽しみにしているファンへ、そしてこれから落語を聞きにいってみようと思っているお客様へメッセージをお願いします。

円楽:10年目にふさわしい色んな会をご用意しました。どれを選んでいいか迷うでしょ?4日間、落語にどっぷり浸かってください。「博多・天神落語まつり」で更に落語にはまってもらい、終わった後も九州で、福岡で行われる師匠方の会に足を運んでください。落語まつりとはまた違った顔が見られて、まつりでは演じることができなかった色んな噺が聴けるはずです。「博多・天神落語まつり」をきっかけに九州の皆さんがもっともっと落語ファンになってくださることを祈っています。

 

落語の高座に行ってみたいけど……と悩んでいる人も多いと思います。円楽師匠の言葉にもあるように、予備知識なしでも、存分に楽しめる!とのことなので、ぜひ今年は行ってみてください!

 

三遊亭円楽プロデュース「博多・天神落語まつり 2016」は
イムズホール・キャナルシティ劇場・FFGホール・JR九州ホールの4会場にて
11月3日(木・祝)〜6日(日)の4日間開催です!

取材・文:筒井あや
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期間 2016年11月3日(木・祝)~2016年11月6日(日)
料金 5,400円(全席指定)
主催者URL http://www.kyodo-west.co.jp/
イベント公式URL http://rakugomatsuri.com/
※未就学児童入場不可
お問い合わせ キョードー西日本(TEL:092-714-0159)
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