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『超高速!参勤交代 リターンズ』佐々木蔵之介さん、本木克英監督インタビュー

2016年08月31日 21:00 by 筒井あや

2014年に公開し大ヒットを記録した『超高速!参勤交代』は、実在の湯長谷藩(現在の福島県いわき市)を舞台に幕府から突如参勤交代を命じられた弱小貧乏藩が金も人手も時間も無い中、知恵と工夫で無理難題に挑んでいく姿をコミカルに描き、時代劇の枠を超えた新しいエンターテイメントとして高い評価を得た人気作。その続編が9月10日(土)に公開される『超高速!参勤交代 リターンズ』。今回は、前作よりもさらに超高速になって、さらに無理難題を突きつけられ、知恵と工夫と度胸で参勤交代をやり遂げる痛快歴史エンターテインメントに仕上がりました。

本作で湯長谷藩主を演じた佐々木蔵之介さん、本木克英監督にインタビュー

——今回の撮影で心がけられたことはありますか?

本木監督:アクションシーンにしてもお芝居にしても前作を超える演出をしなければいけないと思っていました。そういう意味では撮影の毎日が緊張の連続でした(笑)。参勤交代をわずか七人の小藩が大名行列をしながら参勤交代の振りをしていく、ということでは同じですが、観ている人の期待を上回って裏切るほど、面白い演出ができないかと随所にそれを考えながらやっていました。佐々木蔵之介さん演じる殿様がとても魅力的なので、佐々木さんはもちろんですが、湯長谷藩の部下たちの魅力もさらに引き出せるように演出を考えていました。

——佐々木さんは、この閉所恐怖症の殿様をどのように演じられたのですか?

佐々木:前作もそうでしたが、役としての振り幅の大きさが作品の面白さにも繋がると思ったので、そこを考えながら演じました。閉所恐怖症で厠の扉も閉められない殿が、剣を持ったらとても強いみたいな。どこかチャーミングで、このリーダーにならついていってもいいなと思えるような殿にしたいと思って演じていました。

——今作で念願のいわきロケが実現したとのことですが、ご当地での撮影はいかがだったでしょうか?

本木監督:前作もいわきが舞台の物語だったのですが、現地での撮影はできなかったんです。今回はいわきで撮影ができることになったので、いわき独特の芸能のじゃんがら念仏踊りも取り入れたいと思っていました。それを入れることが出来たので、僕としては満足しています。地元の方が200人くらい踊ってくださって、その輪の中に蔵之介さんと深田恭子さん演じる殿と姫がいっしょに踊っている。それがリアリティーを増したように思ってます。

——いわき弁で苦労されたことはありませんか?

佐々木:方言は本当に難しいんですよ。でも方言がこの作品の強みでもあるし、いわき弁が自分のキャラクターを作っていく上でとても重要な役割でした。前作から2年経っているので覚えているかな?と心配でしたが、意外に身体が覚えてましたね。今回もかなり練習して臨んだのですが、ネイティブ色を強くして喋ってみたら音声さんに聞き取れないからもう少しマイルドにって言われたりして(笑)。でも方言が持つチャーミングさも作品のカラーを作っていると思います。

——印象に残っているシーンは?

佐々木:冒頭の祝言のシーンですね。厠から急いで出て、祝言の席に着くまでのシーンはワンカットなんです。いつもの閉所恐怖症に怯えている姿から廊下を通って華やかな席に殿として落ち着いて入っていく。そこにも芝居の振り幅が必要になる。特にここは冒頭のシーンなので、試されている気がして(笑)細心の注意を払って演じました。

 

前作よりもさらにパワーアップした難題をやり遂げていく湯長谷藩の面々。個性豊かなキャストが集結して贈る、痛快歴史エンターテインメント。ハラハラしながら劇場でご覧ください!

 

『超高速!参勤交代 リターンズ』は9月10日(土)中洲大洋、T・ジョイ博多、ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13、TOHOシネマズ天神 ほかにて全国ロードショー

取材・文:筒井あや
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