グルメ | 新店舗オープン

かの名店『マーキュリー』が復活! 西中洲で築く細やかな時間

2016年07月19日 12:00 by 木下 貴子

料理人・満生太郎さんは、福岡の飲食業界において名高い人物です。中洲・薬院でワインレストラン「マーキュリー・カフェ」を営んだ後、アメリカに渡りニューヨークのレストランで料理長に就任。2010年に帰国し、平尾の「ブッチャー」を皮切りに、警固店、天神店、東京・品川店を次々と展開していきました。そんな凄腕の満生さんが、次なるステージとして6月29日に西中洲に新しい店『マーキュリー』をオープンしたと聞きつけ、さっそくお邪魔してきました。

場所は、西中洲の那珂川沿いの建物の1階。洋食店と聞いていましたが、和風な店構え。いい意味で、予想を裏切ってくれます。

 

靴を脱いで入店します。まず目に飛び込んでくるのは、水面がきらめく那珂川の夜景! 続いて内装を見渡すとこちらも和風テイストの非常に落ち着いた趣です。「以前は小料理屋だったようです。京都の町家のような雰囲気にしたくて、バーや焼き釜の部分など新しく手を加えたところ以外は、前のよさを生かしています」と満生さん。




メニューの主役を張るのは、やはり満生さんが得意とするチャコールグリル(炭焼き)です。「ブッチャー」では、ダイナミックな牛肉のグリルをメインに出していましたが、『マーキュリー』では「いろいろ味わっていただきたい」とポーションを小さめにし、さらにその日のおすすめの牛肉のほか、カモ、羊などいろいろな肉類を楽しめるようにしました。




↑「USプライム リブロース」(200g・4,320円~)。

 

チャコールグリルのほかにも、前菜、野菜料理、魚料理、パスタというふうに様々な料理が用意されています。満生さんが大切にされるのは「新鮮さ」「安全」そして、一番に「季節感」。野菜や魚のほとんどは旬のものが中心となり、そのため、メニューはどんどん変化していきます。ハウスワインもその時期オススメのワインを用意しています(ボトル4,000円前後)。おまかせコースは6,000円ほど。





↑旬を重視するためメニューはしばしば変わります。こちらはメニューの一例。上から「本日の鮮魚のカルパッチョ ベルガモットの香り」(1,296円)、「アイラ島ピートで燻した自家製スモークサーモン」(1,620円)、「季節のバーニャカウダ 泥の風味」(1,296円~)、「牛頬肉のブレゼ 赤ワイン仕立て」(2,700円)。

 

西中洲という場所を選んだのは、お客1人ひとりと向き合っていける店を作りたいと思ったから。「美味しい料理を約束するのは基本であり、さらにお客様の時間をうまく築き上げるのが飲食という商売だと僕は思っています。料理の好みや量、席の配置、タイムリミット、お一人さま、記念日ディナー…1人ひとりのお客様と会話しながら、細やかなアレンジができる店にしたいですね」と満生さん。30~40歳代で日本とアメリカで様々な挑戦をし、50歳を迎えたいま、「料理人の原点というか、仕事のおもしろさが改めて分かってきました。これまでフーテンでしたが(笑)、この店で腰を落ち着けて仕事に集中したいですね」と話します。

高級なイメージのある西中洲において、カジュアルに利用できるのもポイントです。例えば前菜とワイン2~3杯など軽めの食事やあるいはバーとしての利用もウェルカムといいます。また7月末にはランチもスタート。ランチはデイリーではなくゆっくり過ごしていただくため2,000円ぐらいの価格帯を予定しているそうです。

西中洲で気軽に、それでいて美味しく充実の時間が過ごせる店。満生さんの50歳の決断に喝采を送りたい気持ちです。

取材・文:木下 貴子
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プレイス情報PLACE

MERCURY(マーキュリー) RIVER GRILL

住所 中央区西中洲4丁目6 リップビル1F
TEL 092-791-3333
営業時間 11:30~14:00(予定)/18:00~OS23:00
定休日 不定
URL http://mercury3333.jp
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