グルメ | 新店舗オープン

世界初の試みかも!? 熟成豚のトンカツ専門店

2016年07月15日 12:00 by 木下 貴子

熟成肉といえば牛肉のイメージを覆す店が現れました! 警固本通りに6月27日にオープンした『ふく村』では、なんと熟成した豚肉をとんかつで味あわせてくれるのです。「熟成豚はまだ九州ではほかに扱う店はなく、ましてや熟成豚をとんかつで出すのは世界初ではないでしょうか」と、代表取締役・福富康馬さん。

九州各地の銘柄豚を骨付きで1頭分仕入れ、専用の熟成庫にて30日間のドライエイジングを行います。適度に水分が抜けた肉は旨味が凝縮され、かつ脂の融点が下がり、口に入れて噛むと脂がすーと溶けるような状態に。「もっというと、肉は繊維がほぐれて柔らかくなるし、それに脂の甘味も増すんです」と福富さん。「僕は豚の一番の魅力は脂だと思うんですが、熟成するとその脂の香りも甘く変化します。これも大きな特徴です」。


↑熟成期間は何度も試して、30日が頃合いと見極めたといいます。こちらがその熟成豚。嗅ぐとほんのりチーズのような、生ハムに近いような香りが感じられました。


熟成肉の卸販売を経営している福富さん。新店舗をオープンするにあたって当初は熟成肉の牛かつを出そうと考えていたそうですが、視察で訪れた東京で知人が案内してくれた店のとんかつに衝撃を受け、「自分もとんかつを極めたい」と言います。それが熟成豚のとんかつにつながりました。そのこだわりは、パン粉専門のパンから作る風味豊かなパン粉、貴重なヒマラヤ山のピンク岩塩を使った付け塩といった素材、さらには低温でじっくり揚げる調理法など随所に見られます。


↑「たんぱく質は高温で火を通すとギュッと固くなってしまいます。40~60度くらいから固まり出すので、そこをいかに遅く通過させ柔らかくさせるかがキモです」と福富さん。

 

低温でじっくり、じわじわ揚げるため、注文してから少し時間を要しますがそこはこちらもじっと我慢。果たして運ばれてきたとんかつは…わずかに色味がかった衣と桃色のお肉! 衣はサクッとしているのにふわっとした歯触りで、肉は繊維がほとんど感じられないほど柔らかく、そしてジュワっと口に広がる脂の甘味…。上品かつオリジナリティに溢れた、いままでにないようなとんかつです!

メニューは「ロースカツ」、「特上ロースカツ」、「シャ豚ブリアン」の3種のみ。ソースは使用せず、塩かポン酢でいただきます。この潔いシンプルなメニュー構成に自信の表れを感じます。


↑看板メニューの「ロースカツ」(120g・1,250円)。まずはこちらをお試しあれ。肉は甘味たっぷりなので、塩だけでも十分楽しめます。メニューはいずれも、キャベツ、ご飯、味噌汁付き。お米や味噌にもこだわっていますよ~。


↑「特上ロースカツ」(170g・1,850円)は、厚みがあって脂身部分もたっぷりで、ボリューム満点。


↑ネーミングがユニークな「シャ豚ブリアン」はヒレ肉。1日限定5食のみ。

 

福富さんいわく、早くもSNSなどで「白いとんかつ」としばしば紹介されているそうです。店もカフェのようにお洒落な雰囲気ですし、お洒落な若者や女性客の姿が多く見られます。新しいスタイルのとんかつ専門店にご注目ください!


取材・文:木下 貴子
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とんかつ ふく村

住所 福岡市中央区警固2丁目11-10 高橋ビル1F
TEL 092-791-8401
営業時間 11:30~OS14:30、17:00~OS21:30
定休日 火曜
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