グルメ

舌の肥えたお客を唸らせる海鮮自慢の和食処が薬院に。

2016年04月20日 18:00 by 山田 祐一郎

 

最近、実力派の飲食店のオープンが相次ぐ薬院エリア。寿司、イタリアン、居酒屋、焼鳥店などなど、そのジャンルは実に多彩です。そんな中、将来が楽しみな和食店が新たに開業しました。

「博多和食 いしくら」は唐津出身、根っからの魚好きだという店主・石倉さんが腕を振るう店。18才から飲食の世界に飛び込んだ石倉さんは、唐津で調理の基本を学び、赤坂の和食店「暁(あかつき)」の立ち上げに参画し、晴れて自身の店を構えました。

↑4月にオープンしたばかり。真っ白な暖簾が清々しい!

↑カウンターのほか、テーブル席、個室として利用できる座敷あり。

店に入ってみると、凛とした空気が流れています。職人に誂えてもらったという欄間、ふわっと木の香りが漂うカウンター、生け簀に悠々と泳ぐ鮮魚——— 何一つ疎かにしない真摯な姿勢が自然と伝わってきます。

↑個室でありながら、絶妙な位置に設けられた窓枠によって料理が絶妙なタイミングで運ばれてきます。

↑店に運び込まれた魚介は2つ備えられた生け簀へ。

地元のお客はもちろん、県外のお客にも喜んでもらえるように取り揃えているのが博多の郷土料理。「博多和食」を謳うだけあり、がめ煮や辛子明太子、ごまさばといった品々が目を引きます。これらに加え、刺身の盛り合わせを筆頭に、呼子直送のイカ(不漁の際入荷しないこともあり)、その時々の鮮魚料理が脇を固めます。

「地産地消も良いですが、そこに固執はしていません。美味しいと思える食材があれば柔軟に取り入れていますよ。夏ならおこぜ、冬ならフグといったように、四季折々の味覚も楽しんでいただきたいと思っています」と石倉さんは嬉しそうに教えてくれました。

この日、いただいたのが「本皮ハギの薄造り」。「刺身の盛り合わせでも・・・」とお願いしようとすると、今日はコレが良いと言って勧めてもらいました。こうして自信を持って勧められると、やはり食べてみたくなるものです。

↑本皮ハギ薄造り(1人前1,500円〜)。唐津焼を中心に揃えたという器の数々も目を楽しませてくれます。

切り身をひと口食べれば鮮度の良さに惚れ惚れ。噛めば噛むほど旨みがじわりと後から後から溢れ出てきます。合わせるポン酢の絶妙な酸味によって旨みが引き立ち、モミジおろしの辛味によってキリッと引き締まる。さらに肝を巻いて切り身をほおばれば、思わず頬が緩むこと請け合いです。この皮ハギに合わせるなら日本酒。全国津々浦々からセレクトしたという銘柄の中からお好みの一杯を選びます。

メニューにはポテトサラダや若鶏の天ぷら、海老フライ、和風オムレツといった一品料理も揃っていました。また、和牛のステーキなど、魚以外のメインもあり、幅広いお客の心を掴んでいるようです。

ちなみに、おつまみとして人気を集める自家製の辛子明太子はお土産としても好評。4本入り2500円で、要事前予約です。

取材・文:山田 祐一郎
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プレイス情報PLACE

博多和食 いしくら

住所 福岡市中央区薬院2丁目17−6
TEL 092-286-3435
営業時間 17:30〜23:00(OS)
定休日 日曜
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