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六月博多座大歌舞伎は女方の随を魅せる演目が揃って「五代目 中村雀右衛門襲名披露」。

※このイベントは2016年6月26日(日)をもって終了しました。

2016年04月08日 18:00 by 筒井あや

現在スーパー歌舞伎II『ワンピース』を上演中の博多座ですが、気持ちは早くも六月博多座大歌舞伎に向かってソワソワ。なにせ、今回は女方中村芝雀さんが歌舞伎女方の大名跡である「五代目中村雀右衛門襲名披露」公演をされるのですから、絶対、“美しい”歌舞伎のラインナップに違いありません!歌舞伎の女方は本当に女性が観てもうっとりするほど美しいのです。

今回、3月に襲名されたばかりの五代目中村雀右衛門さんが来福し、作品の魅力や女方についてお話いただきました。

◆歌舞伎座での襲名披露公演を終えての来福
昼公演では親子の愛を描いた「熊谷陣屋」で、その母親役である相模を、夜公演では『本朝廿四孝 十種香』の八重垣姫を演らせていただきます。八重垣姫は、時姫、雪姫とならぶ姫の難役、三姫と言われる名役です。父も60歳を過ぎましてよく三姫を演じておりました。中でも八重垣姫というのは重要で難しい役です。それを今回博多座でやらせていただくことはとても嬉しいと同時に、身が引き締まる思いです。きれいだな、美しいなと思っていただけるお姫様を演じられたらと思っております。
博多には、山笠の「東流」にお友達がいて、とても身近に感じている街です。この博多で襲名披露させていただくことは本当に光栄ですしうれしく思っております。最後まできちんと勤めあげたいと思っております。

◆相模と八重垣姫、対照的な役どころですが、どのように演じられるのですか?
相模は母親役です。私の父が七十歳を過ぎてから、やっと相模の気持ちが解ったと言っていたほどですから、これも難役です。歌舞伎というのは、人の喜怒哀楽を大きく捉えているお芝居ので、登場人物に共感していただけると、泣けたり、ホッとしたり、感じていただけると思います。今回の『熊谷陣屋 一谷嫩軍記』というのは、とてもわかりやすいお芝居ですし、歌舞伎の楽しみ方をわかりやすく表している狂言です。父がずっと温め、熟成して七十を過ぎてから、言った言葉を大切にして自分も勤めていきたいと思います。
そして八重垣姫はお姫様の中の最もお姫様らしい役。登場が御簾の中で後ろ姿なんですね。登場が後ろ姿というのはなかなかないのですが、後ろ姿でお姫様らしさや美しさや風情を見せなくてはならないという意味では、こちらもとても難しい役ですが、しっかり勤めさせていただきますので、ぜひ劇場で楽しんでいただけたらうれしいですね。



とても物腰が柔らかく、素敵な五代目中村雀右衛門さん。愛情に満ちた母親の相模、美しく可憐な八重垣姫、どちらも楽しみです!

公演前には毎年恒例の「船乗り込み」も5月29日(日)予定されているので、六月の福岡を歌舞伎で盛り上げましょう!!

『六月博多座歌舞伎』は、6月2日(木)~26日(日)まで。
チケットは4月9日発売!

取材・文:筒井あや
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中村芝雀改め 五代目 中村雀右衛門襲名披露公演『六月博多座大歌舞伎』EVENT

期間 2016年6月2日(木)~2016年6月26日(日)
料金 A席-18,000円 
特B席-15,000円
B席-12,000円 
C席-5,000円
チケット発売日 2016年4月9日
※未就学児童入場不可
お問い合わせ 博多座(TEL:092-263-5555)

プレイス情報PLACE

博多座

住所 福岡市博多区下川端町2丁目1
TEL 092-263-5555
URL http://www.hakataza.co.jp/
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