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『無伴奏』初日舞台挨拶に、池松壮亮さん、矢崎仁司監督が登場!

2016年04月18日 12:00 by 筒井あや

直木賞作家・小池真理子による半自伝的恋愛小説『無伴奏』を完全映画化。未来を変えるべく若者たちが声をあげ高揚していた1969年~71年の仙台を舞台に、多感な恋に揺れ動く男女の姿を繊細かつ大胆に描く、切なく耽美なラブストーリー。

福岡の公開初日の舞台挨拶に、地元出身の池松壮亮さん、矢崎仁司監督が登場し、作品について、また撮影中の裏話などを話してくれました。

——池松さんは地元福岡での舞台挨拶はいかがですか?

池松:非常にやりづらいですね(笑)。福岡を18歳で出て、東京で仕事をしているんですけど、(心の)どこかで福岡の人に、家族や友達も含めて福岡にいる人たちにこれを観てもらったら、どう思うかな?と考えてしまうので、やりづらいです(笑)。

——監督はいかがでしょう?

矢崎:福岡はすごく大好きです、と大声で言うのは池松壮亮さんというすごい俳優さんを生んでくれた街ですから、本当にありがとう!という感じですね。あと私事ですが、家の奥さんが福岡出身ですので、それも含めて福岡にありがとう!と言いたいです。

——濃厚なラブシーンもある作品でした。また斎藤工さんとの共演はいかがでしたか?

池松:もちろん(ラブシーンは)ハードルが高いですよ。経験無いですし(笑)。これがまた福士蒼汰さんとかだったら意外性があるのかもしれないですけど、僕と斎藤さんじゃあまり意外性がないというか(笑)。


——俳優としての池松さんはいかがでしたか?

矢崎:本当に出会えて良かったという感じですね。最初に会ったときも、実は初めて会った気がしなかったんですけど。そのままの池松さんを映したいと思ったほどで す。渉という役をパスポートとして使っていますが、池松さんを撮りたいというのが一番強かったですね。池松さんがいなかったらこの映画は出来なかったとい うくらい、ずっと助けてもらっていたんです。ご自分でも監督をなさっているので、映画全体をみてお芝居をされますが、僕は1シーン1カットに集中してし まって他が見えなくなるんです。本来は監督が言わなくてはいけないような言葉をすでにご自分で考えていらして。何度も助けていただきました。

——どのような気持ちで芝居をされていましたか?

池松:散々考えましたけど(笑)。この作品は普遍的なものが描かれている思うんです。人が人を思うことや、響子(成海璃子)が背負っているものの中に、この映画 があるような気がしていて。それは時代を変えても伝わるものだと思っていますし、狭い世界で生きていた男だけど、僕が演じた渉も含めて、みんな自分で自分 の人生を選んでいったというところに、羨ましさを感じた部分もありました。

——成海璃子さんとの共演はいかがでしたか?

池松:素晴らしい女優さんだと思いました。相当なプレッシャーがあったとは思いますけど、少なくとも僕と矢崎監督にとっては大好きな響子になってくれたのは間違 いないですね。斎藤さんとは、目線のやり取りみたいなシーンはたくさんありますが、ちゃんと絡んだシーンが裸だったっていう(笑)濡れ場のベテランみたい な方でもあるので、リードしてくれました(笑)。

—最後に一言お願いします。

池松:見終わった後に、日常生活のふとした時に、この映画に出てきた人たちがフラッシュバックして思い出してもらえたらうれしいですね。そしてそれが観てくださった方の豊かな時間になればいいなと思って頑張って作りました。ぜひ楽しんでください。

監督:今、こうやって池松さんとみなさんの前に立っていることがうれしいです。池松壮亮さんは日本映画の救世主です。もし池松さんが出演なさっていなければ出会 えなかった作品っていっぱいあるんですよ。彼が映画作品のレベルを上げてくれるんです。池松さんも含め、いっしょに映画作りをしたみなさんにありがとうと 言いたい気持ちでいっぱいです。音楽や絵画のように繰り返しみていただける映画になっています。ぜひ劇場で観てください。

『無伴奏』は、UCキャナルシティ13ほか全国で絶賛公開中!

●映画『無伴奏』公式サイト:http://mubanso.com/

取材・文:筒井あや
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