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3/12(土)公開『エヴェレスト 神々の山嶺』舞台挨拶に岡田准一さん、平山秀幸監督が登場!

2016年03月10日 12:00 by 筒井あや

連載から20年以上、国内外で映画化オファーが絶えないながらも、スケールの壮大さから、“映像化不可能な小説No.1”と言われてきた夢枕獏による「神々の山嶺」を、遂に映画化!
主演で山岳カメラマン・深町誠を演じた岡田准一さん、平山秀幸監督が舞台挨拶に登場し、エヴェレストでの過酷な撮影秘話などを語ってくれました。
また、当日は福岡市山岳協会会長の浦一美さんが駆けつけ、山の魅力を存分に伝えてくれたと感謝状を授与されました。

■邦画史上初、エヴェレスト5,200m地点での撮影は相当ハードだったみたいですね。
岡田
空気が半分で、気温が−20℃〜30℃の世界です。空気が半分と言うと、みなさんどういう世界か、解らないと思うんですけど、“靴紐を結ぶのが嫌になる世界”なんです。僕もそれだけ聞いていたんです。撮影前に登山家の三浦雄一郎さんがやられている「三浦ドルフィンズ」という低酸素室に行って、6,000mのキリマンジャロ(の状態を作っている場所)を体験したりして、現場に挑みました。

■昨年の春にネパール・カトマンズで震災が起こりましたが、震災以前の街並みが映画では映されていますよね?
平山
撮影が終わって東京に戻ってきて、地震のニュースを聞いたんです。ですから、映画の中で岡田くんが彷徨う街並みや、上がっていく山並みとか、山はそう影響はないと思うんですけど、特にカトマンズの風景に関しては、僕らが撮影した場所は全部崩壊したと聞いていますので、自分にとってはどのカットも切ないカットですね。

岡田
厳しい風土の場所なので、すごく宗教が色濃くある街でしたし、ものすごく人のエネルギーが強い場所でしたね。実際に山に行くと、日本で見ている山の景色の8倍くらいの山の高さなんです。エヴェレストは、富士山のように1つではなく、連峰なので、7,000m、8,000mの山が連なっているんです。ホントに地球の壁みたいに、景色として上の方にあるんですよね。なので、自然の力強さ、みたいなのを感じる場所でしたね。

■福岡の山々についてのスペシャリストでもあります福岡市山岳協会の会長の浦一美さんが会場にいらしてくださっています。浦さん、映画の感想はいかがでしたか?

感激しました。40年前の情景が蘇ってまいりました。谷川岳第三スラブ、そして森田勝は、我々の青春の金字塔であったところです。こういう映画を観ると、ぜひ若い人たちに、この瞬間と色を心の中に留めていただきたいと思います。

■これから観るみなさんにメッセージをお願いします。

平山
僕らが撮影を終えて、日本に帰ってきてからネパールの大地震がありました。撮影で色々協力して頂いたネパールのスタッフたちが、罹災されたり大変な目に遭っています。この映画のテーマに“想う”というキーワードがあるんですけど、映画に参加したスタッフ・キャストみんなの想いが、みなさんに届けられたらうれしいです。それから、この映画は全カット(代役無しで)岡田准一さんと阿部寛さんが演じていることを、頭の隅に置いておいてください。よろしくお願いします。

岡田
この映画は、自分はカメラや登山というのを趣味でやっていて、この映画に出会うために、それらに惹かれてやっていたのかなと思うような、出会いのある作品でした。阿部寛さんや尾野真千子さんを始め、たくさんのスタッフやキャストと魂をぶつけ合いながら、現場で撮影をしてきました。その魂のぶつかり合い、熱い台詞もたくさん出てきますので、じっくり観ていただけたらうれしいです。よろしくお願いします。


とにかくその壮大なスケールに圧倒される『エヴェレスト 神々の山嶺』。岡田さんの言葉通り、熱い男の“想い”を描いた作品です。劇場でエヴェレストを体験してください!

『エヴェレスト 神々の山嶺』は3月12日(土)TOHOシネマズ天神ほか全国ロードショー


©2016「エヴェレスト 神々の山嶺」製作委員会

取材・文:筒井あや
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