音楽

3rd ALBUM『特異点』を引っさげて4月から全国ツアーに出る、Schroeder-Headz 渡辺シュンスケさんにインタビュー!

※このイベントは2016年5月2日(月)をもって終了しました。

2016年02月28日 15:00 by 筒井あや

数多くの著名ミュージシャンのサポート・キーボーディストとして活躍する、渡辺シュンスケによるポスト・ジャズ・プロジェクト「Schroeder-Headz」(シュローダー・ヘッズ)。1月20日(水)に、3rdフル・アルバム「特異点」を発売。そのアルバムを持って、4月から全国ツアーが始まり、福岡では5月2日(月)に春吉のINSAにてワンマンライブを開催 。最新アルバムに込めた思いや制作について、渡辺シュンスケさんにインタビュー!

◆今回新しいアルバムのテーマは“特異点”ということですが、どういったイメージで作られたのですか?

もともと宇宙のことが好きで調べていたら、ブラックホールの中心とか、宇宙そのものの始まりが“特異点”から始まったというのを知ったんです。特異点について調べると、そこだけ基準が当てはまらないことだとか、AI(人工知能)が人間の知能を超えてしまう、その瞬間を技術的特異点というのだと知ったり。知れば知るほどその言葉が、自分の中のキーワードだなと感じていたんです。数学者や物理学者というのは、宇宙に起こっていることを、全て数式に当てはめようとしているんだとすると、特異点というのは、その中で当てはまらない、説明できない部分なんです。音楽もメロディーやハーモニーやリズムもきちんと楽譜に現せますが、その作業は、物理学者が方程式を解く作業と似ているなと。音楽も譜面には書ききれない音楽そのものの良さってあるんですね。それを音楽的特異点として、今回のアルバム制作のテーマにしました。

◆個人的な感想ですけど、アルバムを聴かせていただいて「前向きなノスタルジック」という印象を持ったんです。メロディラインはすごくノスタルジックなのに、ピアノやシンセの音がちょっとポップさをプラスしてる。でも元気すぎない、その絶妙なバランスが心地いいなと思って。

いいですね、「前向きなノスタルジック」。僕自身、ノスタルジックな感じはすごく好きなんですけど、あまりノスタルジックになりすぎないように気をつけているんです。そういうのが、前向きさなのかはわからないですけど(笑)。歌は言葉があるからわかりやすいですけど、僕のは言葉もないので、タイトルとか・・・。でもタイトルもよくわからないのつけてるな(笑)。あとは聴く人に委ねているので、曲によって色んな気持ちになってくれたらいいなと。身体をゆすりたくなるようなわかりやすい曲でもいいし、本を読みながらゆっくり聴いてもらってもいいし。その人なりのイマジネーションを持ちながら聞いてもらえたらうれしいですね。

◆今回のアルバムの核となる曲は?

タイトル曲がないので「Singularity」という短い曲があるんですけど、これはこのアルバムの世界に導入する曲だと位置づけています。でもどれが核になるということもなく、全部の曲をタイトルに込めた想いとともに作ったんです。「Surface」という曲があるんですけど、唯一バイオリンの音色が入った曲。僕は映画が好きで、映画音楽の仕事とかしたいなと思っているんですね。それでいつもアルバムを作る時は架空のサントラを作るような気持ちで作っているんです。このアルバムがサントラだとすると、「Surface」という曲が一番主題歌なのかなと思います。ロードムービーみたいな、音楽といっしょに色んな景色を旅しているような気持ちで聴いてもらえたらいいな。

◆ピアノとシンセサイザーの組み合わせってすごく不思議な感じだったんですけど、どこか温かみがある音楽になりますね。いわゆる今どきのシンセサイザーの音とはちょっと違うというか。

今のは派手なシンセサイザーという印象があるのかな?僕は、MOOGという60年代からあるシンセサイザーを使っているんですね。温かい音がするんですよ。機械なんですけどアナログ回路で、チューニングも暖まりすぎたら狂ってきたりして、ちょっと人間ぽいところがある。僕が使っているのは今のですが、仕組みというか楽器の造り自体は昔のものなんです。機械と生楽器の間みたいな良さがでるといいなと思って使っていますね。

◆アルバムを聴いて、ライブに行きたくなりました。これ絶対ライブで聴きたい!って(笑)

ライブに行くと、視覚も使えるし、空気感を肌で感じたり。実際に演奏してるとこみたら、全然違う印象受けましたって言われることもあるんです。その場で演奏するから日によって演奏も全然変わるんですよね。そういうことも楽しみに観に来ていただきたいですね。

Schroeder-Headz「3rd ALBUM『特異点』リリース・ツアー」
5月2日(月)にINSAにてワンマンライブ開催!

取材・文:筒井あや
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期間 2016年5月2日(月)
時間 19:00
料金 全席自由-4,000円
*4歳以上有料(年齢による入場制限なし)
お問い合わせ キョードー西日本(TEL:092-714-0159)
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