グルメ | 新店舗オープン

女性店主が迎える、初心者も女性も気負わず行ける新星寿司屋

2016年02月10日 08:00 by 木下 貴子

このところ寿司屋の出店が続く警固・赤坂エリアに、また一つ期待の新星が誕生しました。寿司屋にしては、やわらかみを帯びた店名の「六香」。その名にふさわしく店主は女性。これまた寿司屋では珍しい。ご夫婦2人ではじめた念願の店で、「夫は事務作業が苦手なので、私が店主になりました」と上田寛子さん。寿司は旦那さんの二朗さんが握りますが、そのほかの料理はご夫婦2人で手掛けます。

寛子さんのご実家は、久留米で有名な寿司屋「甚六鮨」(「ミシュランガイド福岡・佐賀」で星を獲得)。実家でホールの手伝いをしていた寛子さんですが、次第にホールだけでは飽き足らなくなり「私も板前がいい!」とお父さんの元で板前修業をスタート。数年の修業を経た後は料理だけでなく、時々寿司も握っていたといいます。二朗さんも「甚六鮨」で腕を磨いた寿司職人。お互いの経験を生かし、自分たちの店でも「甚六鮨」を色濃くつたえる寿司や料理を出していきます。

メニューは、夜は8,000円と10,000円のおまかせ、昼は3,500円と6,000円のおまかせを用意。夜のおまかせでは、先付けとして小鉢が3皿、刺身に続き、「甚六鮨」名物の茶碗蒸し。チーズやコチュジャン、中華風など様々な創作茶碗蒸しが日替わりで登場します。そして、にぎりが10貫。「貫数が多いから、途中でお腹いっぱいにならないように」と、シャリを少なめにして握る上品な寿司。熟成させたり、〆たりとひと手間施す江戸前で味あわせてくれるものもあれば、新鮮なままいただける博多前で出してくれるものもあります。この流れが基本スタイル。全体を通して「季節を感じてほしい」と、旬の食材で彩っていきます。お酒をメインに楽しみたい場合は、予約の際に相談もできます。昼のおまかせは、3,500円の寿司は握りと細巻きが半々、6,000円は握りが中心になり、こちらに小鉢、ミニ茶碗蒸し、赤だしが付きます。種類が豊富な細巻きもとても気になります。

寛子さんご自身の経験から、女性が入りやすい寿司屋を意識した店づくり。一見寿司屋と思えないようなガラス主体の外観。内観も白木のやさしい風合に。また、おまかせを8,000円から設定したのも、「できるだけ気軽に」の配慮から。ですが何よりここで来やすさを断言したいのは、ご夫妻のお人柄。とにかく明るい寛子さん、穏やかな二朗さんが交互でカウンターに立ち、緊張をほぐしてくれるのです。寿司屋に行き慣れない人にも安心してオススメしたくなるお店です。




【1】包丁で素早く切り込みを入れたマグロは、しっとりやわらかく口になじみます。肉厚のコハダの食感も豊か! シャリは少なめに使用しているものの、鉄鍋で炊かれたお米は艶やかで粒の印象がしっかり。シャキシャキの自家製ガリまで美味です
【2】上田さんご夫妻。「私がカウンターに立ったら、しゃべり専門になっちゃうんで」と、寛子さん。その人柄に甘えて、こちらもついリラックスしてしまいます
【3】「夫婦2人で始めるから」と選んだのは、筑紫女学園近くの静かな裏通り。この外観から、「何の店?イタリアン?」とたずねられたこともあったそう

取材・文:木下 貴子
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プレイス情報PLACE

すし六香

住所 福岡市中央区赤坂3丁目11−11
TEL 092-406-8722
営業時間 12:00〜15:00(OS14:30)/18:00〜OS22:30
定休日 日曜
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