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1月30日公開!安田顕主演映画『俳優 亀岡拓次』の横浜聡子監督インタビュー!

2016年01月26日 18:00 by 筒井あや

安田顕が主演を務める映画『俳優 亀岡拓次』がいよいよ1月30日(土)に公開。

亀岡拓次は、映画やテレビドラマなど、誰もが“どこかで見かけたことのある”役者。だけどパッと名前が思い浮かぶことはない。泥棒、チンピラ、ホームレス……演じた役は数知れず。声がかかればどこにでも、どんな役でも駆けつける。37歳独身で、彼女もナシ。趣味はお酒。ひたすら撮影現場と酒場を行き来する日々を送っている。恋に奥手で、生き方は不器用。

亀岡演じるのは、今最も旬な男・安田顕。映画・ドラマ・舞台などで、まさに名バイプレイヤーとして活躍する安田顕。この愛すべきキャラクターの亀岡拓次を、まさに安田カラーで、脱力感たっぷりに演じきった。

“人生は主役ばかりじゃないさ”。そう優しくつぶやき、そっと疲れた背中を押してくれるような、ハートフルな人生賛歌をつくりあげた、横浜聡子監督にインタビュー。

◆原作を読まれて、どのような感想を持たれましたか?
亀岡拓次という人自体も含めて原作はとても淡々としているんですよ。何か起こっているけど、亀岡の人生を覆すほどの何かではない。その淡々とした日常の中に、読んでいるこちらが想像を膨らませられるような、余白を感じたんですね。確固たる物語があって、強いキャラクターがあって、という小説だと、こちらの想像が入り込む余地が実はないんです。ですが、この原作は亀岡拓次の世界で何でもできるというか、映画化する上で自由にできるんじゃないかと。起承転結の物語ではないという所に逆に可能性を感じました。

◆安田顕という俳優は、どんな俳優でしたか?
とにかく真面目な方なんですが、その真面目さをあまり表に出さない。おそらくシャイな方だと思うんですけど、ご自分が辛いこととか、苦しいこととかをあまり見せないんです。いい意味で、何を考えているかわからないというか。亀岡拓次も自分の気持ちを言う人ではないので、解りづらい人間なんです。安田さんもそんなに言葉で語る人ではないので、役との共通する部分はたくさんあった気がします。

◆作品として、監督が力を入れたところは?
力を入れたところはもちろん安田顕さんです。亀岡をいかに魅力的に見せて、観ている人に愛してもらえる人間にするかということを、ずっと考えていましたから。でも亀岡拓次という人物を作り込みすぎないように、ということは意識しました。「亀岡拓次はこういう人」ということがはっきりしすぎると、原作にある何でもありの亀岡拓次ではなくなってしまうので。例えば、毎回違う人間に見えたとしても、亀岡は俳優なんだし、違ってもいいはずだ、と思っていました。安田さんが演じている亀岡拓次を観て、私自身も改めて亀岡という人間を理解する部分も多かったです。今、目の前で演じているのが、安田顕なのか亀岡拓次なのか、わからなくなる瞬間もたくさんあって、未だにどっちだったんだろう?と解らないくらいです。
この映画は、安田顕さんの映画ですし、手前味噌ですが、私がこれまで観た安田さんの作品の中で一番好きな役です。みなさんに新たな安田顕さんを観に来ていただきたいです。
この映画は、安田顕さんの映画ですし、私がこれまで観た安田さんの作品の中でも一番好きな役です。みなさんにも新たな安田顕さんを観に来ていただきたいですね。



『俳優 亀岡拓次』は、UCキャナルシティ13他にて1月30日(土)公開


©2016『俳優 亀岡拓次』製作委員会

取材・文:筒井あや
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