映画トピックス

『ピンクとグレー』舞台挨拶ツアー3カ所目の福岡に、行定勲監督、主演の中島裕翔さんが登場!

2016年01月13日 08:00 by 筒井あや

1月9日(土)に公開し、大ヒット上映中の『ピンクとグレー』。公開を記念して舞台挨拶ツアーが全国12カ所で行われました。東京、大阪に次いで3カ所目の福岡に登場したのは、行定勲監督、映画初出演にして初主演の中島裕翔さん。
原作は、2012年に発表された加藤シゲアキさんの小説デビュー作。芸能界の嘘とリアルを描いた問題作は、瞬く間に話題作へ。この原作を大きくアレンジして、映画化。これまでにない表現を用い、衝撃的な展開を見せる。
舞台挨拶では、作品の見どころはもちろん、撮影の裏話などを語ってくれました。

◆「62分後の衝撃」とありますが、まさに衝撃作でした。脚本を読まれて中島さんはどんな感想を持ちましたか?
中島
小説を読んだ後に脚本を読んだんです。脚本のト書きにも「62分後の衝撃」と書かれていたんですよ。でもあまり想像できなくて、これがどうなるんだろう?と思っていたんです。撮影中、行定監督から説明をしていただいていたのですが、まさかこんな風になっているとは!?とただただ驚くばかりでした。
◆監督はどういう意図で演出をされたのですか?
行定
原作の加藤(シゲアキ)くんの小説が、どちらかというと映画っぽいんですよ。時間を行き来させて時勢をずらす表現は、実は映画特有のものなんです。それをそのままなぞると、小説でいいでしょという感じになる。そうではなく、加藤くんが本来書こうとしていた物語の奥底というか、行間を観たいと思った時に、この構造を思いついたんです。意外とこれまでの映画史の中でもやっていない手法なんですね。でも思いついてしまったので、だったらやってみようと。
◆中島さんは映画初出演で初主演ですが、映画の世界はいかがでしたか?
中島
初出演でいきなり行定監督の作品で緊張しましたね。やはりドラマの撮影とは違っていましたし。行定さんの撮り方は、テイクを重ねて、その中からベストなものを選ばれるんです。同じ芝居を何度も挑戦できるのは楽しいし、自分にとっては新しい世界でしたね。
◆中島さんの初めての印象はいかがでしたか。
行定
僕のやり方は、お芝居を決めて繰り返し何度もやるので、中島くんのように「何度も挑戦できて楽しい」と思える俳優さんもいますし、反対にそれが苦痛だって言う俳優さんもいるんですよ。どうして何度も撮るかというと、色んなパターンを観たいんです。だから少しずつ芝居を変えてもらったりしていますね。中島くんは、自分の中で挑戦できると思っているから、毎回菅田将暉くんと二人で違う芝居をしてくれるんですよ。それは、観ているこちらも面白いんですよね。生き生きとしているし、楽しんでやっている。そういうところは映画向きですね。映画でも若手俳優はたくさん出てきていますけど、ポテンシャルの高い俳優さんの一人です。だからこれからも、どんどんやっていって欲しいですね。
◆これから観るみなさんに一言お願いします。
中島
若い精鋭たちのエネルギッシュな映画になっていると思います。グループにいる時の僕とは違う姿を観ていただけると思います。そして、みなさんも自分の人生の中で共感できる部分がきっと見つかると思います。そこを探して頂きながら、何度でもみていただければと思います。
行定
実は、男性が観ると色んなところに刺さる部分があると思うんです。若い人だけじゃなく、僕らの世代が観ても、自分の青春時代を思い出したりもするんです。それと同じように、女性も男性の痛みを知ることができる映画になっていると思います。生きるとか死ぬとか、この映画を観て色んな思うことがあると思うんです。最後には、これから自分がどこに向かって生きていくのか、そんなことも想像してもらえる映画になっていると思うので、色んな方に観ていただけたらと思います。

登場したお二人は、作品のことを語り出すと止まらなくなるほど。監督と俳優の信頼関係があるからこその話をたくさん聞かせてくれました。この関係が『ピンクとグレー』でどんな風に表現されているのか、ぜひ映画館で確かめてください!

『ピンクとグレー』はTOHOシネマズ天神ほかで、公開中!

取材・文:筒井あや
このライターの他の記事を読む

PAGE TOP