グルメ

〆のスイーツ、昼間のお酒。甘党、酒党、両方の欲望が満たされる

2015年12月01日 08:00 by 木下 貴子

ショーケースにまばゆく並ぶ生ケーキ。スタイリッシュな空間でありながら、壁やカウンターには手描きのペインティングが配されるなど、ふわっと柔らかい雰囲気も。カフェのようであり、またカフェのように利用もできますが、実はここの正体はバー。店主・宮本卓さんが「未来を感じる」と惚れ込んだスイーツと、お酒をダブル主役にしたお店なのです。

スイーツを手掛けるのはパティシエのヤマモトアヤコさん。六本松にある「デザート・ダイナー」などで、キャリアを積み上げてきました。警固交差点にあった屋台「けいじ」で長年勤めていた宮本さんが独立を思い立った時、最初に計画したのはヤマモトさんのケーキを主体にした洋菓子店。ですが、屋台時代の常連さんたちからのラブコールや後押しもあり、また「ヤマモトさんの腕と、これまで培った自分の経験、それぞれの得意分野が生かせる店にしよう」と、「スイーツ&バー」という新しいスタイルに挑戦。1年がかりで構想を練り、11月9日に店をオープンしました。

「屋台で〆のラーメンを出していましたが、ここでは〆のスイーツを提案したい」と宮本さん。例えば、最後にさっぱりと、でもお酒の余韻に浸りたい人には「ラムレーズンパフェ」を、最後までお酒を飲み続けたい人には白ワインによくあう「レアチーズタルト」を。リキュールをうまく取り入れたスイーツを用意するなど、甘党だけでなく酒党の人も満足感が得られるよう工夫が施されています。

もちろんスイーツ以外の楽しみ方も。自家製ローストポークをサンドした「キューバサンド」といった食事メニュー、アヒージョやチーズ盛合せといったおつまみメニューも揃います。「さすがにラーメンを出すわけにはいかないのですが…」と、中には「グリル」という名の焼鳥や「屋台チャーハン」といった屋台の名残のメニューも。「スイーツと屋台、異色のコラボです」と笑います。

通常バーといえば夜営業ですが、こちらは朝10時から深夜2時まで通して営業。モーニング、ランチ、ディナー、バーと4つの時間帯で区切ってあるものの、昼間でもお酒が飲めたり、夜でもお茶やスイーツが楽しめたり。いかようにも利用できるのもポイントです。




【1】宮本さんイチオシの「レアチーズタルト」(430円)。白ワインとのマリアージュをぜひ。ケーキはテイクアウトもでき、また、手描きの似顔絵ケーキの受注販売も行っています
【2】料理の看板メニュー「キューバサンド」(950円)。映画『シェフ』に出てきたものを再現!ハーブにじっくり漬けこみオーブンで焼き上げたローストポークを、カリッと生地のパニーニに挟みます。マスタードとピクルスの酸味もグッド
【3】「お客様と面していろんな話ができるように」と、カウンターをメインに。奥にテーブル席が10席、手前には立ち飲みスペースもあります

取材・文:木下 貴子
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