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映画「GAMBA ガンバの仲間たち」河村友宏・小森啓裕両監督が来福しました

2015年10月08日 18:00 by JUN

児童文学・TVアニメーション・ミュージカルなどで、幅広い世代に愛されてきたネズミの“ガンバ”を描いた3Dアニメーションが新たに誕生!映画「GAMBA ガンバの仲間たち」は、10月10日(土)より待望の全国ロードショーです。

本作の個性あふれるキャラクターたちに息を吹き込み、目を見張る美しい映像を手がけたのは、「ALWAYS 三丁目の夕日」や「STAND BY ME ドラえもん」などで知られる映像制作会社・白組。先日、公開に先がけ、白組の河村友宏・小森啓裕両監督が代々木アニメーション学院福岡校に登場し、これからの業界を担う若きクリエイターの皆さんに特別授業を行いました。

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●今、なぜガンバを映画化するに至ったのでしょうか?
河村:白組は40年位ずっと映像を作り続けている会社で、基本的に2D、3Dといった映像表現の違いにとらわれることのない会社です。10年位前に、表現できる疑似体験が世の中的にもある程度安定した頃、自発的に映像作品を映画化して、自分達発信のオリジナル作品を作ろうという話になりました。日本発信のCGアニメーションを作りたかったので、良い原作がないか探して、ガンバを自分達のCG作品にしたら面白いんじゃないかということで企画が立ち上がりました。

●映画化するに当たって難しかった点などは?
小森:例えばノロイやその他のイタチの表現の仕方も、これまでにアニメーション化やミュージカル化されてきて、それぞれの色があります。元々、それだけの(皆が知っている)作品を選んだという時点で、非常に難しいところがありました。では、CGでやるにはどうしたら良いのかを考えて一から作り、やはりお話の部分にはすごく時間をかけて、再考に再考を重ねました。

●構成する上で一番重視していることは?
小森:1本の映画の中で、それぞれのキャラクターがそれぞれの視点で活躍すること。主人公を軸に皆が集まってくるという“仲間たち”というイメージを作っていくことだと思っています。
河村:基本的にこの作品はガンバとマンプク、ふたりのバディ感をまずしっかり主軸にして。色んなキャラクターがいるんですが、主人公はやはりガンバなので、ちゃんと映画の中心に必ずガンバがいるように、他のキャラクターが活躍し過ぎてしまってガンバを妨げることがないように、というのは注意しました。

●プロのクリエイターを目指す皆さんへメッセージ
河村:良いアニメーションが分かっているという感覚は、2Dだろうが3Dだろうが関係ないと思います。だから、良いアニメーションを見ている・知っている・自分で作れるというのは強みですよね。
小森: “3Dアニメーションが2Dアニメーションを席巻する”というイメージを持たれることがあって違和感を覚えることもありますが、映像や映画を作るという意味では同じで、例えば舞台や実写があればアニメが無くなるという訳ではなくて、それぞれ自分を表現する上で、得意なツールを使っているだけ。今後はそれぞれの特色を生かしたかたちで融合していくと思いますし、それこそ、3Dで2Dっぽい表現をやることも増えてきていますしね。元々の経験を活かして違うジャンルに挑戦しているところもありますので。
河村:色んな映像の表現が出てくるのは逆に面白いです。ジャンル的に縛りを作らない方が良いですね。

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「GAMBA ガンバの仲間たち」

【あらすじ】
街ネズミのガンバは、ある日、ワインのボトルに描かれた海に夢を馳せ、友達のマンプクと共に海を目指す旅に出る。旅の途中で船乗りネズミの宴に参加した二匹は、そこで衰弱しきった島ネズミの忠太と出会う。忠太はイタチによって全滅寸前の島ネズミ達を救おうと、助けを求めてやってきたのだった。困っている忠太を助けてやろうと張り切る船乗りネズミたちだったが、相手が凶悪な白イタチの「ノロイ」だと聞いた途端、尻込みしてしまう。絶望する忠太を見たガンバは、自分だけでも島ネズミ達を助けようと決心し、引き止めるマンプクには見向きもせず船に乗り込む——。

【公開】2015年10月10日(土)より、T・ジョイ博多、ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13、ユナイテッド・シネマ福岡ほかにて2D/3Dロードショー

【オフィシャルサイト】http://www.gamba-movie.com/




©SHIROGUMI INC., GAMBA

※写真左より 河村友宏監督、小森啓裕監督

取材・文:JUN
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