@babachan0223の福岡飲食店伝説

老舗の飲食店テナントと再開発の巻

2015年08月27日 08:00 by 馬場健治

私のFacebookで何人もの友人がシェアしていた、8月17日付の西日本新聞記事「天神ど真ん中、庶民の味、カツ丼、チャンポン、天ぷら…閉店・移転の決断相次ぐ」。経済ニュースとして、天神再開発により老舗の飲食店が閉店や移転するかもという記事だったのですが、この記事に掲載された店が、カツ丼の「有楽」、天ぷら定食の「寿」、喫茶店「コービン」、「アントン」、「新生飯店」とまあ、私が行く店ばかり。こ、これはショックです。

渡辺通りと明治通りの角地である天神1丁目南ブロックで再開発整備が進むことになり、既存のビルも半数以上が築50年以上と古いことから、順次建て替わることが予想。なかでもジュンク堂の横にある有楽が入居する福神ビルのテナントは全店舗年末までに店じまいとのこと。建て替える新ビルは家賃が高くなる為、今のテナントは廃業や、郊外に移転するといった取材記事が載っていました。安くて美味しいお店が天神から消えるのは悲しいですね。

しかし、成長著しい福岡の街。過去にもこんなことがあったのではないか?と考えるに、最近では、といっても随分前ですが、上川端商店街と明治通りを挟んでつながっていた、下川端商店街と寿通商店街一帯が下川端地区再開発事業で「博多リバレイン」ビルになり、商店は博多リバレインモールとホテルオークラの間と、リバレインモールと博多座が向かい合う両ビルの1Fに「リバレイン通り」商店街として残っています。
天神でも西鉄福岡(天神)駅高架下にあった「西鉄名店街 味のタウン」が、サザン通りに一時移転して、現在、「ソラリアステージ専門店街(レストラン味のタウン)」になるなど、やはり飲食店街としては残っていたりします。因幡うどんは昔から営業しているのかな?博多駅ビルの「博多一番街」も、JR博多シティになった今でも続いていますし、再開発等で環境は変われど、継続して営業している店もありますよネ。

現在の古いビルでは、耐震設計で今の法律では厳しいところもあり、どちらにしてもこのまま5年、10年と営業を続けるのは厳しい訳で、いつ行っても同じ空間で、いつものおじちゃん、おばちゃんがいて、ボリューミーで美味しい料理を安く食べられる庶民的なお店が減っていくことは仕方がないのかもしれません。また、店主が高齢になっていることを考えると、廃業するのにもいいタイミングなのかも。でも新家賃が払えるように単価を上げて新しいビルでまた営業したり、近隣の似たような家賃のビルに移転オープンしたりと頑張って続けて欲しいなと思った次第。商売人ですからそろばん弾いて、なんとか天神で営業継続をして欲しいなと常連として願っております。とりあえず、有楽のカツ丼を食べに行ってきます!


有楽のかつ丼。有楽は以前は1階で寿司店をやっていてそこのかつ丼が評判となり、2階に開業したのです。2.ボリュームたっぷりの新生飯店のちゃんぽん。

取材・文:馬場健治
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