グルメ

ハレの日にも、ふだん遣いにも、どんな楽しみ方もできるイタリアン

2015年08月04日 18:00 by 木下 貴子

警固四角の交差点の角にあるビル2階。道を挟んで信号待ちをしている時にふと店の方を見上ると、ちょうど店主がテラスのプランターに水をやっていました。素敵な空間に出会えそう…期待に胸を膨らませ入店すると、予想通りテラスに面して窓ガラスが大きく張られ、とても開放的。街中でありながら、長い夏の夕暮れのひと時をゆっくりと満喫できそうな空間です。

ここは、福岡の名店として名高い「ペルケノー」のホールで14年間活躍した諌山啓之さんが独立して開いたイタリアン。7月7日にオープンしました。店を離れても引き続きペルケノーに敬意を払い、掲げる目標は「ペルケノーのようなお客様が存分に満足できる店にしたい」と諌山さん。それでもやはり独立したからには、オリジナリティを発揮。トラットリアとして、しっかり食事ができる店であると同時に、気軽に利用もしてもらえる店にしていきたいと話します。

4,000円と5,500円のコースを用意しますが、アラカルトメニューも充実。特にパスタメニューが豊富で、手打ちパスタ6種類を含む16〜17種類のパスタが常時揃います。正統派なディナーももちろんできるわけですが、ここでは前菜をちょっとつまんでワインを楽しみ、パスタで〆るといったカジュアルな利用も気兼ねなくできるというわけです。

シェフも同じくペルケノーで6年間経験を積んだ高田弥生さん。ゆえにペルケノー時代の常連もよく来られるそう。「以前からのお客様に慣れ親しんだ味をきちんと提供するためにも食材の質は落とせません」と諌山さん。食材へのこだわりは強く持ち、その気持ちに応えて高田シェフがグルマンも満足させる料理を仕上げていきます。ワインも充実し、値段も例えばモエ・シャンドンやブーブクリコがボトルで6,500円と、店で出す価格としてはとてもリーズナブル!「家で飲むなら店で、を提案したいんです。少し値段が違うだけで満足度はとても高い。そんな時間を過ごしていただければと」。

「この窓、いいでしょ。気候がよい日は、夜はオープンすることも。空気が流れて心地よいし、走る車のライトを眺めたり、街の音を聴いたりするのもなかなかおもしろいですよ」。なるほど夕暮れ時もよいけれど、夜もきっと印象的な光景が広がるに違いありません。1軒目として、2軒目として訪れられるのはもちろん、ここでディナーからバータイムまで通して過ごすという贅沢な楽しみ方もしてみたくなります。


【1】チーズとコショウのスパゲッティ「カチョエペペ」(1,400円)。シンプルなパスタなだけにごまかしが効かない分、シェフの腕も見せどころ!
【2】人気メニューの「仔牛のカツレツ」(1,800円)。こちらは4,000円のコースのメイン料理で選ぶこともできます
【3】夜が更けると窓の外はこんな景色に。店内は大きめのテーブルを設置し、ゆっくりと過ごせます。早い時間なら小さなお子様連れでも大丈夫です

取材・文:木下 貴子
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