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激動の時代を生きた二人の女王を描いた、二人芝居『メアリー・ステュアート』。中谷美紀の作品への思いとは?

※このイベントは2015年7月30日(木)をもって終了しました。

2015年06月18日 18:00 by 筒井あや

なまぐさい宗教戦争と華やかなイギリス・ルネサンス文芸の黄金時代である16世紀に生きたスコットランド女王メアリー・ステュアートとイングランド女王エリザベス1世。それぞれに異なる女王の姿、異なる女性の生き様を、中谷美紀と神野三鈴が演じる二人芝居『メアリー・ステュアート』。

出演にあたって、メアリー・ステュアートを演じる中谷美紀さんは・・・

●脚本を読まれての感想は?
女性が国を治めるという重責を負いつつも、人間らしい迷いやエゴもあり、女王である前に、一人の女性として生きようとしたメアリーと、国のため、宗教のために、女性としての幸せを犠牲にしたエリザベスが互いに惹かれ合い、反目し合う姿に、創作意欲をかき立てられ思わず我を忘れて読みふけりました。

●共演の神野三鈴さんについて
個人的に、神野さんの一ファンだったんです。声にとても深みのある方で、劇場全体を包みこむような素晴らしい声をお持ちなんです。これは舞台女優さんとして、天から授かった財産だと思いますが、そのご自分の声を自在に操られていらっしゃる。数々の作品にご出演されていて長年の経験を積んでおいでにも関わらず、新鮮さを保っていらっしゃる。それはどうしてなのでしょう?ずっと不思議ですね。

●今作で演じるスコットランド女王・メアリー・ステュアートについて
私が演じる、メアリー・ステュアートは、人の上に立つ者であるにも関わらず、感情に流されやすく愚かな部分も持っている女性なんです。そこが魅力的でもあるのですけれども、エリザベスのように冷静で自制心を持って国を治める人間とは少し異なっていて、メアリーというのはその場その場で、感情に流されている。女王というポジションは、われわれ市井の人間とは異なった特殊なものですよね。とはいえ、女性が人の上に立つということでいえば、会社を営んだり、あるいは部署を司ったりということで、彼女と同じ立場にいる女性も多いと思います。そしてその中で、自分の意志だけでは何も決められない、という経験のある方も少なくないのではないでしょうか。そのもどかしさは、メアリーと現代の女性たちが共通して感じる部分だと思っています。メアリーとエリザベス、二人の感情の対比を楽しんでいただきたいなと思います。

●千穐楽となる福岡公演について
ずっと憧れていた神野三鈴さんと一緒に、イギリス、スコットランドの女王の気高くも哀しい物語を、全身全霊をもって、演じたいと思っています。二人の女の情念、苦しみ、生き様を観ていただけたらと思っております。
初舞台の「猟銃」以来、福岡で公演させていただけることを毎回楽しみにしております。あたたかい眼差しを注いで下さる皆様のもとで、「メアリー・ステュアート」の千穐楽を迎える日を目標に、メアリーの人物像を熟成させて参りたいと思いますので、ぜひ劇場へお出かけ下さいませ。

「メアリー・ステュアート」は、7月30日(木)キャナルシティ劇場にて。
チケットは好評発売中!

取材・文:筒井あや
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メアリー・ステュアートEVENT

期間 2015年7月30日(木)
時間 18:30
料金 全席指定-9,500円
主催者URL http://www.kyodo-west.co.jp/main.php
●会場:キャナルシティ劇場

※未就学児童入場不可
お問い合わせ キョードー西日本(TEL:092-714-0159)
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