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江戸時代の縁切り寺を舞台に繰り広げる映画『駆込み女と駆出し男』。主演の大泉洋、戸田恵梨香、原田眞人監督が語る見どころ、見せどころ。

2015年05月08日 18:00 by 筒井あや

井上ひさしが11年をかけて執筆した短編連作の時代小説「東慶寺花だより」を原案とし、原田監督が初めて時代劇に挑戦した映画『駆込み女と駆出し男』。離縁を望む女たちの駆込み寺である鎌倉・東慶寺を舞台に、女たちの手助けをする駆け出しの医者で戯作者に憧れる男と、さまざまな事情を抱えて駆込んでくる女たちの織り成す人情エンターテイメント。

主演で離縁調停人・中村信次郎を演じる大泉洋と、寺に駆け込む女のひとり鉄練りのじょごを演じる戸田恵梨香、原田眞人監督が作品の見どころや撮影秘話などを語ってくれました。

大泉洋
「一番大事にしたのは喋るリズムですね。どれだけ魅力的な話し方ができるか、台詞自体が江戸時代の言葉になっていたので、時代背景のことはそこまで意識しなくてもいいのかなと思っていました。長台詞ですごいテンポで喋らなくてはならなかったのですが、苦労というよりは、やっていて楽しかったですね。信次郎さんという人は、かわいらしい男の人だなというイメージがあったんです。大人になりきれないところがあるというか。どれだけかわいらしく演じられるかを意識してました。じょごさんに惹かれていくんですけど、じょごさんのどこに惹かれているかというと、キズに惹かれているんですよね(笑)キズが気になってしょうがない。キズを治したい!と思って治してみたらかわいかった!って気づくんですよ。そんな風にわかりやすく恋に落ちるんですけど(笑)そういうかわいらしい人になるといいなと思って。そういうことで言えば、戸田恵梨香よりも大泉洋の方がかわいかったね!と言われるのが目標でした。」

戸田恵梨香
「私もかわいいをテーマにじょごを演じていました(笑)男のように扱われていて、自分も男と変わらないように力強く生きていた女性が、そのキズがなくなったことで、どんどん女性らしさが増していく。言葉巧みな信次郎さんを見て、聞いて、何に対しても興味を示す、そういう子供のような儚さがでたらいいなと意識してじょごを演じていました。殺陣のシーンは難しかったですね。長刀の型をずっと稽古させてもらっていたんですけど、アクションのような稽古を全くしていなかったので、実際に動いてあの長さの棒を振り回すというのは、すごく難しかったですが、やりがいがありました。実は時代劇は初めてだったのですが、初めての時代劇がこの作品でよかったと思いますね。」

原田眞人監督
「僕も初めての時代劇だったんですけど、今回は大泉洋さん、戸田恵梨香さんを迎えられて、こういう時代劇を作ることができてよかったなと思っています。現場も楽しかったですし、この2人は、舞台を観たときにいっしょに仕事したいなと思ってお願いしました。僕が考えていた以上のものを出演者はもちろん、スタッフも含めて良い仕事をしてくれたなと思います。僕自身の最高傑作だと思えるものができました。」

江戸時代の離婚率は、今の2倍もあったのだとか。そんな女と男との様々な愛情や、まさかの事情が描かれた人情喜劇、映画『駆込み女と駆け出し男』は5月16日(土)公開です!

【あらすじ】
質素倹約令が発令され、庶民の暮らしに暗い影が差し始めた江戸時代後期。鎌倉には離縁を求める女たちが駆け込んでくる幕府公認の縁切り寺があった。但し、駆け込めばすぐにはいれるわけじゃない。門前で意思表示をした後に、まずは御用宿で聞き取り調査が行われるのだ。駆出し医師でありながら、戯作者にも憧れている信次郎は、そんな救いを求める女たちの身柄を預かる御用宿・柏屋に居候することに。知れば知るほど女たちの別れの事情はさまざま。柏屋の主人・源兵衛と共に奇抜なアイディアと戦術で男と女のもつれた糸を解き放ち、ワケあり女たちの人生の新たな出発を手助けしていくが・・・・。

【公開】2015年5月16日(土)より、福岡中洲大洋、UC キャナルシティ13、ユナイテッド・シネマ福岡、T・ジョイ博多、TOHOシネマズ天神ほかにて全国ロードショー

【オフィシャルサイト】http://kakekomi-movie.jp/




©2015「駆込み女と駆出し男」製作委員会

取材・文:筒井あや
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