グルメ

食いしん坊店主が営む“わがまま大歓迎”の小料理店

2015年04月04日 12:00 by 山田 祐一郎

食べることが好きで、作ることが好き。何より食べさせることが好きだという大石大(ふとし)さん。くじら料理の店を営んでいた父親の影響で、昔から何よりも「食」に興味を持っていたそう。「幼い頃から良いものを食べさせてもらっていたと思います。だから、誰よりも食いしん坊になったのかもしれません」。大石さんはそう言ってとても楽しそうに料理の道に進んだきっかけを教えてくれました。高校を卒業後、料亭へ修行に入り、その後、和食一筋。2月にこの「小料理 大石」を開業しました。

大石さんが目指したのは、店名にも掲げてあるように「小料理屋」です。「最近は居酒屋がどんどん増えていますが、小料理屋ってあまりありませんよね。ここはちゃんと和食の技術が注がれた料理を気兼ねなく楽しめるような店です」。楽しく、気取らず、ざっくばらんに美味しい料理とお酒を味わう。そのために大石さん自身が飲みに行って「されて嬉しいこと」を徹底的に実践しています。「〜に出汁をかけてみて」「〜ってちょっと炒めたりできる?」といったお客の“わがまま”は、大石さんにとって、最も燃える瞬間なのだそう。「お客さまが『〜したらきっと美味しいだろうな』と思った気持ちに全力で応えたいんです。僕自身、思わぬ発見になることもありますしね。とても勉強になっています」。

調理はすべて大石さんが一人でこなすため、店はカウンターがメインで、テーブル席が2卓のみというこじんまりとした造りになっています。料理は他界してしまった父親の思いを受け、くじらメニューをグランドメニューとして豊富に取り揃え、その他、旬の食材を使った一品料理を大皿によそってカウンターにずらりと並べます。「くじらの肉は抜群に美味いですよ。最高のジビエだと思っています。もちろん一品料理にも一切手抜きはありません。あとはお客さまが好きなように食べてほしいですね」。その声のリズムと満面の笑みが、料理を一段と魅力的に輝かせます。アルコールは大石さんが目利きした日本酒がイチオシ。ぜひわがままを言って、大石さんとのセッションを楽しんでみて。




【1】くじらの盛り合わせ。くじらは大石さんが“食いしん坊”の本領を発揮して、全国にルートを開拓し、質の高いものだけを仕入れています。【2】大皿料理が並ぶカウンター席が特等席。大石さんとの掛け合いも楽しみの一つ。【3】スリービーポッターズの向かいにオープン。

取材・文:山田 祐一郎
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プレイス情報PLACE

小料理 大石

住所 福岡市中央区薬院1丁目9−15
TEL 092-752-1002
営業時間 17:30〜24:00(OS23:00)
定休日 月曜
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