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映画「忘れないと誓ったぼくがいた」の村上虹郎さんが来福しました

2015年03月31日 08:00 by JUN

河瀬直美監督の映画『2つ目の窓』でデビューを果たした村上さんは、現在18歳の新進気鋭の俳優。彼の父は俳優の村上淳さん、母はミュージシャンのUAさんであることをご存じの方も多いと思います。長編映画の主演は今回で2作目ながらも、ただそこに居るだけで圧倒的な存在感を放つ村上さん。それは映画の中ではもちろん、インタビューの席でもやはり同じで、彼の言葉の端々からは研ぎ澄まされた感性が窺えるものでした。

※上記文章中、河瀬直美監督の「瀬」の字は、正しくは旧字体ですが、環境によって正しく表示できないため、「瀬」の字を使用しています。

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「平凡な男子高校生・タカシは、僕にとって特殊な存在」
僕が演じた葉山タカシは至って平凡な男子高校生で、受験生。そういう環境で育ってきていない僕にとっては、むしろ特殊な存在でした。僕はこれまでの人生で、制服を着たり、ネクタイを締めたりする機会がなかったので、撮影に入る前に、まずはそういった初歩的なことから取り組んで、監督とはお芝居をしっかり、基礎の話からさせて頂きました。

「お互いに似ているからストレスが無かった」
共演した早見あかりちゃんとは、誕生日と血液型が一緒で、体質も似ているんです。あとは、人との接し方が似ていますね。力が抜けているにも関わらず、早口でたくさん喋るところとか。お互い似ているから、そういった意味で全然ストレスがなく、芝居に影響しないのは良かったと思います。休み時間は休みと割り切ってのんびり過ごすけれど、本番中は芝居をしよう!と意気込んで。性格や波長が合うという感覚でしたね。

「初号試写を観た日は、あまり人と話さなかった」
基本的に、僕は初号試写を観ると、毎回受け止めるのに時間がかかるんですよね。自分がやったことが整理できないというか、初めは自分が映像に映っていることに慣れなくて。実は、本編と脚本とでは、ラストシーンが違うんです。映画のラストシーンには続きがあって撮影もしていたんですが、それが無くなっているということに試写を観て初めて知ったわけです。それはどういうことなのかをまず疑問に思ったし、その理由を監督やスタッフさんに聞く前に自分で考えた方が良いかなと思って、その日はあまり人と話しませんでした。

「両親には『興味があれば観てください』と思っています」
映画デビュー作に関しては、両親に観てもらわないといけないなと思っていましたが、それ以降はどちらでも良いと思っています。興味があれば観てください、という話ですね。でも、親父(村上淳さん)は絶対観ると思います。心配してくれているんですけどね(笑)。もちろん、僕は親父の出演作を観ます。それは親父が出るからというのもあるし、好きな監督だからというのも理由です。親父とは芝居の話はしませんが、世間的なニーズや時代の流れとか、ファッション、写真、音楽などに関連した話をします。

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【あらすじ】
平凡な高校三年生・葉山タカシ(村上虹郎)の前に、突然現れた少女・織部あずさ(早見あかり)。彼女に一目惚れしたタカシはデートを重ねていくが、ある日、あずさは「私に会った人たちは全員、数時間後には理由もなく私の記憶が消えているの」と不思議な告白をする。タカシはそんな話は馬鹿げていると信じるはずもなかったが、ふとした時に、あずさのことを忘れていることに気づく。昨日、自分は誰と会ったのか?今日これからデートする相手は誰だったか——?タカシはあずさと会った日の出来事やデートの約束などを細かくメモに書きとめ、自分だけは絶対にあずさを忘れないと奮闘するが……。

【公開】2015年3月28日(土)より、T・ジョイ博多ほかにて全国順次公開

【オフィシャルサイト】http://wasuboku.com/
 




©2006平山瑞穂/新潮社 ©2015『忘れないと誓ったぼくがいた』製作委員会

取材・文:JUN
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