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3月21日(土)公開、映画『暗殺教室』羽住英一郎監督インタビュー

2015年03月19日 21:00 by 筒井あや

山田涼介さんの初主演となる映画『暗殺教室』がいよいよ3月21日(土)公開。原作は、「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)にて連載開始直後から話題となり、2012年11月の第1巻発売後、約2年という驚異的なスピードで累計発行部数1350万部を突破したコミックス「暗殺教室」。 “暗殺×教育”という相容れない二つの要素を掛け合わせた斬新な設定と“殺(ころ)せんせー”をはじめ、ユーモア過ぎる(!?)キャラクターたちがあらゆる世代に支持され、今や誌面を代表する超人気漫画となりました。
そんな「暗殺教室」が、いや……、“殺せんせー”がまさかの実写化!
メガホンをとるのは、「海猿」シリーズ、「MOZU」シリーズなどを手掛けた羽住英一郎監督。マッハ20のスピードで飛び回る“殺せんせー”を、ダイナミックに描きます。

公開を前に、羽住英一郎監督に実写化への苦労や撮影秘話などお話を伺いました!

■作品を映画化されるにあたって監督の思いや構想は?

僕自身は、もちろん原作の存在は知っていましたが「週刊少年ジャンプ」を読んでいる世代ではなかったんです。これを映画化したいという話をいただいて、それからきちんと読んでみました。最初は「暗殺教室」というタイトルだけのイメージで、残酷な話で教室で殺し合いとかするのかな?そういうのがヒットするなんて嫌な世の中になったな〜と思っていたんですが(笑)、読んでみたら想像とは全く違う話で、むしろこの作品がヒットしているということに安心しました。ちゃんとしたテーマもあるし、先生は「私を殺してみなさい」と言いながら、落ちこぼれのE組を育てていくんです。例えば「暗殺者」という言葉を「人として」と置き換えたら、先生が言っていることは、人として成長するために必要なことなんです。E組は勉強ができない落ちこぼれだけど、個性溢れる暗殺者の集まりだと先生が言う台詞がありますが、それは成績が悪くても将来大人になったときに、必ず芽が出るという期待を持って、それぞれの特徴や特技を伸ばしていってくれる先生なんですね。そういうところも含め素晴らしい物語だなと思いました。
原作を生かすためにも“殺せんせー”という先生が、教室にいるという非現実を実写にしたときのインパクトを大事にしたい。漫画だと殺せんせーはキャラクターも立っているし好きになれるのですが、実写になって、それが少しグロテスクになるんじゃないかと思うところがあって、イメージ的には、最初はなんだこれ?って思うんだけど、見ている内に感情移入してかわいく見えてくるような“殺せんせー”にしたいなと思いました。

■殺せんせーの実写化で苦労されたことは?

最終的に先生はCGで表現するしかないんですけど、この作品は先生と生徒のふれあいと絆の話なので、生徒たちの芝居を引き出すためにそこに先生がいないとダメだなと思ったんですよ。CGで作るということは撮影の時に現場にいないわけです。なので実際に2m30cmの“殺せんせー”を作ったんです。本来はスーツアクターという着ぐるみに入る人がいるんですけど、今回は動きだけでなく生徒たちと芝居をして欲しかったので、俳優さんに中に入っていただいて、撮影しました。触手と表情は後から作ったんですけど。撮影中、できるだけ先生の存在は生徒の前にいるようにしましたね。
だから生徒たちも先生に向かって芝居をするようにと言いましたね。

■原作の松井優征先生の映画を観られての感想は?また何か映画化にあたってお話をされましたか?

満足していただけたようでした。現場にいらっしゃってお話もさせていただきましたが、すごくいい方なんですよね(笑)
原作を読ませていただいた段階で、エンターテイメントに対して真摯な方なんだなというのはわかっていましたから、撮影前は、特に聞くまでもなく、という感じでした。ちょうどいらっしゃった日が女子部屋のナイトシーンの撮影だったので、教室の黒板に殺せんせーを描いていってくださいとお願いしたんです。その時描いていただいた殺せんせーの画が映画のシーンにも映っているんですよ。実はあれは原作の松井先生が描かれたものなんですよ。消すのがもったいなかったですね(笑)

■最後に監督からメッセージを!

誰が見ても楽しめるエンターテイメント作品にしたいと思って作りました。原作ファンの方は、実写版がどんな風になっているのか、と恐いもの見たさで(笑)見ていただきたいですし、原作を知らなくても楽しめる映画ですので、色んな方に見ていただきたいですね。誰と観に行っても大丈夫ですので、純粋に映画を楽しみに映画館に来ていただきたいですね。

【ストーリー】
「卒業までに殺せるといいですねぇ」僕らの先生は超生物=標的(ターゲット)!
有名進学校椚ヶ丘中学の落ちこぼれクラス3年E組に突然、タコ型の謎の生物が担任教師として現れた。E組の生徒たちは国家から来年の3月に地球を破壊すると宣言している「謎の生物(=通称・殺せんせー)の暗殺」の任務を依頼される。その成功報酬はなんと100億円!
はたして、無茶振り(!?)をされた生徒たちの運命は?そして、意外に生徒想いな“殺せんせー”の真の目的とは??


【公開】2015年3月21日全国東宝系にてロードショー
【オフィシャルサイト】http://www.ansatsu-movie.com


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©松井優征/集英社

取材・文:筒井あや
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