グルメ

居酒屋づくりの名人がお届けする楽しき酒場

2015年01月29日 18:00 by 木下 貴子

ハリウッド俳優、ロバート・デ・ニーロと1文字違いの「炉端デ・ニーロ(ロバータデニーロ)」。一度聞いたら忘れられないインパクト、そしてメインとする料理は炉端焼き。絶妙な命名です。場所は昨年10月にオープンしすでに人気店になった薬院の「唄う稲穂」の2階、1月16日にオープンした同店の系列店です。ほかにも和食の「なか尾」やもつ鍋の「一慶」をはじめ、福岡や東京で数多くの店舗を展開する「株式会社なか尾」の新店舗と聞けば、期待せずにはいられません。

「稲穂」の入り口横の扉から細い階段を上って2階へ。すぐに目に飛び込んでくるのは、カウンターに並ぶ色鮮やかで艶やかな魚介類や野菜、美しく吊り下げられた一夜干しや生干しの魚たち。その光景に食欲が一気に高まります。

先入観から魚と野菜が中心と思いきや、メニューを開くと和牛や仔羊などの肉類も充実し、パテ・ド・カンンパーニュやイベリコ豚の生ハムなどの洋メニューも揃います。冬場は各種鍋料理も用意され、また1階の「唄う稲穂」のアテメニューも注文できます。「基本は居酒屋なので、いろいろ楽しんでもらいたい。来た時に喜んでもらえるような“意外性”を大切にしました」とオーナーの中尾慎一郎さん。何をかくそう中尾さんは、あの一時代を築いた居酒屋「グリル・ド・しんちゃん」を経営していた人物。その経験の豊かさで、もてなし方はもちろん喜ばせ方、驚かせ方、さらにはスタッフの姿勢や体制など徹底的に熟考され、店づくりに反映されています。

地元で採れる新鮮素材を中心に、様々な食材を炭火でいい塩梅に焼いて出してくれます。野菜やエイヒレ、花イカなどはテーブルに小さな炉を置き、自分で好きなタイミングで焼いて楽しめます。お腹がいっぱい、でもまだ飲みたいという場合はアテとともに日本酒や焼酎、自然派ワインを存分に楽しむことも。天井高を生かして炭火焼きの店にしようと決めたそうですが、それだけに留まらない名人の手腕と“意外性”、とくと味わってみてください。




【1】香ばしいかおりが食欲をそそる、やわらかくジューシーな「仔羊の炭火焼」(1,200円)。
【2】「パテ・ド・カンパーニュ」(1,200円)といったビストロ的なメニューも。セラーに並ぶ自然派ワインとともにぜひ!
【3】「『しんちゃん』時代からのモットーは、“人を連れてきたくなる店”です」と中尾さん。目でも楽しい色鮮やかなカウンター。

取材・文:木下 貴子
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プレイス情報PLACE

ROBARTA DE NIRO 炉端デ・ニーロ

住所 福岡市中央区薬院1丁目10−10  2F
TEL 092-753-8190
営業時間 18:00〜深夜
定休日 不定
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