今日の天神

イキウメ 2012年春公演 『ミッション』

2012年04月25日 12:00

ニュース写真
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1)イキウメ主宰・前川知大氏

※このイベントは2012年6月10日(日)をもって終了しました。

前作「太陽」で第63回読売文学賞 戯曲・シナリオ賞、「奇ッ怪 其ノ弐」「太陽」の演出で第19回読売演劇大賞 大賞・最優秀演出家賞と、立て続けに受賞し、演劇界で今、最も注目度の高い劇作家・演出家が前川知大。そして彼が主宰の劇団「イキウメ」が6月に福岡に登場!
新作「ミッション」は、前川が受賞後初の新作書き下ろしの戯曲となるのだが、最優秀演出家賞も受賞したにも関わらず、今回は演出を外部から迎えるという。演出家に小川絵梨子を迎え、新作も最初から劇団員、演出家、文芸部とワークインプログレスをやりながら作り上げていく。
そんな新しいチャレンジを試みる前川知大に話を聞いた。

新作について
「ミッションというのはキリスト教の「伝道」の意味から来ていますが、登場人物は重要な使命を持って実行している人。その使命というのは何か事件が起きてから解決するのではなく、何かが起きないように世界のバランスを保っている。その人たちは実際には事件が起きないんだから、誰にも感謝されない。その行動によって誰が何から救われたのかが目に見えてわからないとすると、彼らがやったことの功績が誰にも伝わらない。結果が見えないのに使命をやり続ける事ができるのか?というのが、最初のテーマでした。そういう何かを信じる事、信仰みたいなものを信じて、何の手がかりもないものを、自分の中だけで処理して実行する。しかもやっていることが周りから見るとバカみたいなことがいいんじゃないかって。意味不明なことをやって、何してるんですか?って聞かれると「世界のバランスを取っている」とか言って、少しオカシイって思われている人を軸にしようと思っています。
演出を小川絵梨子さんにお願いしようと思ったのは、一昨年、イギリスでの劇作ワークショップに参加させてもらった時に、演出家、俳優と戯曲を立ち上げていく経験をしたんです。その時にいつか自分でもやってみたいなと思っていたんです。同世代の演出家の人たちが、やはり自分のように作家を兼ねる場合が多く、演出中心でやっている小川さんの存在は大きいと思います。そういうことで、今回、お願いすることにしました。
もちろん自分もこれからも演出をしていきますし、若手の劇団員が入ったり、安井順平さんが入ったりして、劇団としてはいい形になって来ている時に、あえてチャレンジしてみる、みたいなところがあるので。ポジティブな形の変化が出来ればいいかなと。
今稽古をしているのですが、自分の劇団じゃないみたい感じが面白いんですよ。そういう面白さと、自分達がこれからどう変化していくのか。実は僕が一番面白がっているんじゃないかと思いますね。今回の作品は劇団も全員チャレンジだし、小川さんもチャレンジだし。だから、出来上がるのが楽しみなんです。そいうポジティブな感覚で作り上げる作品は面白いものになると確信しています」(前川知大)


普段なんの疑問も持たずに受け入れている現代の常識にゆさぶりをかけ、足元が揺らぐような危うさを投げかけてくるようなSF的作風が人気の劇団イキウメ。
今回は、どうやらいつもとは違うようです。このつづきは、劇場で。

イキウメ「ミッション」は、6月9日(土)10日(日)西鉄ホールにて。

(取材・文:筒井あや)

【イキウメ 2012年春公演 『ミッション』】
●期間: 2012年6月9日(土)~6月10日(日)
●時間:6月9日(土)18:00、10日(日)14:00
●会場:西鉄ホール
●料金:前売-4,200円
当日-4,400円(全席指定・税込)
●お問い合わせ:西鉄ホール(TEL:092-734-1370)


※この情報は2012年4月25日(水)時点のものです。情報が変更になる場合があります。ご了承ください。


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